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手柄と非難 漫画 ダイヤモンドの功罪 感想

「功罪」とは…手柄になる点と責められる点。

是非是非、読んでみてください。
すんごいから。

勝手に長々とあらすじ書きます。
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主役は小学生。
見たところ周りの別の小学生より少し体格が良さそうだ。
どうやら習い事を転々としているらしい。

本人はみんなと楽しくスポーツを楽しみたいのに、日が経つに連れておかしな雰囲気になっていく周囲に耐えかねて、習い事をやめてしまう。
自分のせいで嫌な思いをする人がいることに耐えられないようだ。
親もどうしてなのか気づいてないが、本人の希望に沿ってやりたいようにさせている。

そんな時に出会ったのが”楽しい”がモットーの地域の弱小少年野球チーム「バンビーズ」。今までやってきたテニスや体操、水泳といった個人スポーツと違ってチームで行うスポーツ。

誰も俺の投げた球を取れないから試合には出られないけど、教わってない変化球も本と動画で勉強したら投げれるようになったし、できることも着実に増えている。
チームのみんなとも仲良くなってチームになじめた実感もある。楽しい。

自分に合ったスポーツは野球だったんだと実感する。そんな時にコーチから日本代表の選抜会参加の打診があってーー
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以下、読んだ感想!

ストーリがすごい!魅せ方がうまい!

たった二話でこんなに人間の怖さを感じることってあるだろうか。
たぶん誰も悪くないけど、全員の気持ちが少しだけわかる、みたいなこういう描写を目の当たりにして、私は怖かった。
周りの人間全員が全員”それが正しい”とか”そうするべきだ”って考えて行動してるのが透けて見えるというか。
でも主人公は今そんなこと望んでなくて…とか。
でもこれは読者として第三者でこの世界を見てるから俯瞰できるだけで…!とか考えすぎちゃう。

こんなの描ける新人作家って何なん…?!

なんでこんなに怖さを感じるのか考えたら、主人公の純粋さが光と陰で描写されているところにあるんかな、と。作者の見せ方の上手いところやな思う~~~すごい。
描写の中に対比が多い気がしてて、白と黒がはっきり見えるような感覚にされる気がする。(善悪の描写ではなく対比のために)

ある時は主人公が光側で、周りの大人が影側なんだけど、
またある時は主人公の才能が驚異的過ぎて影を作る側になるっていう…。これはもう読んで絵を見てほしいなぁ。

野球青春劇とかって聞いたら爽やかな感じしちゃうけどマジで横から殴られるから、これ読むときは覚悟して読んだほうがいい。

あと本作以外に短編が4作あるねんけど、それもすごかった。
個人的にはそっちの方が地獄だった。

小学生から高校生、プロって進んで生きる世界が変わっても天才は天才なんやけど前より生きやすそうね、って気持ちで読んでたら最後は天才の十字架って感じの話だった。

なんでこんな短い話で地獄に落とされるねん…。作者が怖い。

4作あるうちの1本がギャグで、それに本当に、本当に救われた。
twitterにおすすめの読む順番載せてくれた人に本当に感謝したい。
(なんかい本当にって言うねん)

私の感想読んで気になった人がもし!いたらリンク載せるので上から順番に是非読んでみてください(^^)/


「ゴーストライト」

「ゴーストバッター」

「可視光線」

「サインミス」


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