草津温泉でコロナ対策
群馬県草津町の黒岩町長と群馬大学の板橋教授は草津温泉の温泉水にコロナを不活性化させる効果があると発表したそうです。
黒岩町長は「草津温泉では入浴時の感染リスクが低い事がわかった。何らかの形で誘客に繋げたい。」と期待しているそうです。
板橋教授は草津温泉の代表的な源泉である湯畑と万代鉱から湧き出た温泉水を使い、水道水と硫酸水溶液を比較したそうです。
それぞれコロナを含んだ溶液を添加したところ、水道水を1とした場合、草津温泉の温泉水は1分後に17~93倍、10分後には108~241倍不活性化する効果があったそうです。
草津温泉は強酸性だそうですが、同じpHにした硫酸水溶液と比べても大幅に不活性化したそうです。
原因は不明だそうですが「酸性以外の温泉成分が影響している」との見方で、今後も研究を続けるそうです。
実験結果を踏まえ、草津町では最近温泉水を手洗い用に使う設備を作ったそうです。
草津温泉には及ばなくても酸性の温泉でも効果があるらしく、酸性の温泉は登別温泉、蔵王温泉、箱根温泉、別府温泉等があるそうです。