本からツナガル、沖縄。
沖縄は「県産本」が充実する土地柄?
なぜ、沖縄の本屋さんは「県産本」コーナーが充実してるんだろう?
沖縄へ行くと、必ず美栄橋にある「ジュンク堂書店 那覇店」に立ち寄ります。とにかくここは「沖縄県産のコーナー」がでかい!
そのカテゴリーも「観光ガイド系」はもちろんですが、歴史、音楽、文化、アート、政治経済、社会課題…のテーマを縦軸にすると、そこに本島、離島、奄美が横軸に重なるようなイメージです。このコーナーだけで、小さな本屋であれば1店舗分は有るのでは。さらに、この本屋さんはいつも人で賑わっている印象があります。観光客というよりも、市内に住む人たち。沖縄では本の文化が強く根付いているのかな…と思ったりもします。
しかし、この充実度合…。伝えたい人が多いのだろうか?伝えたい事が多いのだろうか?何となく伝えなくてはいけない事が多い気がしています。
連鎖する偶然
内側からの声も多いが、外側から見た内側の声も多い気がしています。今回、「沖縄アンダーグラウンド」(著者/藤井誠二 氏)をたまたま手にして内容に驚愕し、購入してしましました。全国と比較した「沖縄の賃金格差」や「子どもの貧困問題」など、耳にすることは多かったが、この本で少し紐解けた部分がありました。今回、意図せずして旭橋駅から西へ徒歩10分程度の新しいホテルへ宿泊しました。辻に近いエリアで、この本で取り上げられている課題を深く縫合しているエリアで、ホテルで本を読みながら、その偶然性にも驚いていました。
写真でできることは有るのか?
灰谷健次郎さんの小説や、イベント仕事がキッカケでとなり年数回は訪問させていただく沖縄ですが、何かこの地で商いができたらな…と漠然と考えてきました。2024年からは本格的に考えて実行してみたいと強く感じた訪問です。私の好きな「写真」と、生業として30年近くかかわっている「企画業」を組み合わせて。次回はコザに伺おう。