▷ASDちょうなん、ほうちょう という どうぐを てにいれた!
こんにちは、ムーです。
noteでは、言語聴覚士として働くムーが、
ASDっ子を含む3兄弟を育てながら、
考えたこと・学んだことを発信しています。
時々noteで登場していますが、
わが家のASDっ子長男は、手先が不器用です。
発達性協調運動障害なのかと思っていたら、
どうもそうではなく、
感覚過敏のために、
小さい頃の砂場遊びや粘土遊びなどの感覚遊びの経験が少なく、
その影響もあり筋力も弱いのだそう。
どんなことで困るかというと、
現在、小学校2年生の彼には以下のような課題があります。
鉛筆やスプーンを持つ時に、中指がどうしても人差し指と同じ位置にきてしまう。
はさみを逆手で持ってしまう。
定規をしっかり押さえられず、まっすぐな線が引けない。
これから、リコーダーや彫刻刀、裁縫など、
学校で新たに直面することが増えそうです。
学校で行うことは、
できるだけ事前に自宅で練習させたいのですが、
家での練習では、少しでも難しいと感じた時にすぐ苛立ちやすく、なかなか進みません…
さらに、器用な弟がサラッとやってのけてしまうと、ますますやる気スイッチが入りにくいです。
今年の夏には、学校の宿題でカッターの練習が出たのですが、結局1日しかできませんでした。
そんな長男が、先日ふと、
「包丁で野菜を切りたい」と言い出しました。
その日は、時間にも心にも余裕があった私。
ヒヤヒヤしながらも任せてみました。
すると……!!
怪我もなく、程よいサイズに、しっかりと切れている!!!
自宅では約1年ぶりの包丁挑戦でした。
1年生の頃から、
学校で開催される地域のボランティアの方のお料理教室に、
ほぼ毎回参加していた経験が影響したのかもしれません。
家ではすぐに心が折れてしまいますが、
(家は、できるだけストレスの少ない安心できる場所にしておきたいという思いもあります)
外の環境だと、彼なりに頑張ってチャレンジできるのだと感じました。
これからもいろいろな経験ができるよう、
私自身もアンテナを広げて、
挑戦のきっかけを作ってあげようと思ったできごとでした。
ちなみに、この日を境に少し自信がついたようで、
私が料理をするたびに「何か切るものある?」と聞いてくるようになりました。
今回も読んでくださり、ありがとうございます!
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