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横田めぐみさんとの「再会を誓う同級生の会」の活動を教材に!

 横田めぐみさんとの「再会を誓う同級生の会」の活動をご紹介します。「再会を誓う同級生の会」は、横田めぐみさんの早期帰国を願うために活動する会で、チャリティーコンサートの開催や署名活動、講演会、自治体に拉致問題啓発条例の制定を求める活動等をおこなっています。
 
 この会の活動を拉致問題を扱う授業で教材にできないでしょうか? 
 子どもたちの日常において〝友だち〟の存在は身近です。そして、その友だちが突然いなくなったとしたら…という想像はこの事件を「自分事」としてとらえ、「当事者」として考えるきっかけになるかもしれません。この事件をとらえるときに〝家族〟は大事なキーワードですが、もう一つの視点として考えてみたいと思います。

 同会代表の池田正樹さんはご自身のFBの自己紹介に次のように書かれています。
「横田めぐみさんとの再会を誓う同級生の会 代表をしております。皆様と共に尽力致します。拉致被害者全員救出のその日まで。どうかどうか明日にでもめぐみさんと早紀江お母さんが抱き合えますように」

 以下、最近の「再会を誓う同級生の会」の活動を紹介します。

(1)令和7(2025)年1月11日

林官房長官は、北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの母親の早紀江さんらと総理大臣官邸で面会し、すべての拉致被害者の早期帰国に向けて全力で取り組む考えを強調しました。

横田めぐみさんの母親の早紀江さんや、めぐみさんの小中学校の同級生でつくる「同級生の会」代表の池田正樹さんらは、11日午後、総理大臣官邸を訪れ、拉致問題を担当する林官房長官と面会しました。

一日も早い問題の解決を求める200人余りの署名などを手渡したあと、早紀江さんは「今までも何度もここで大勢の総理大臣にお願いをしてきた。体力的に弱まってきており、一刻も早く対応をお願いしたい」と述べ、早期解決を求めました。

また池田さんは「本当に時間がない中で焦っており、わが事のように対応してもらいたい。能登半島地震で北朝鮮からメッセージが届いたが、ぜひ日本の英知を集めてなんとか日朝首脳会談を早急に行ってほしい」と要望しました。

これに対し林官房長官は「拉致問題は内閣の最重要課題だ。皆さんが高齢になっており、時間的制約がある中で寄り添いながら、ことにあたっていきたい」と述べ、すべての拉致被害者の早期帰国に向けて全力で取り組む考えを強調しました。

横田めぐみさん同級生「日朝首脳会談 早期に実現を」

北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの同級生らが、拉致問題担当大臣を兼務する林官房長官と面会したあと、記者団の取材に応じ、一日も早い解決のために日朝首脳会談を早期に実現してほしいと訴えました。

この中で、同級生の会の代表の池田正樹さんは「何人の首相や拉致問題担当大臣に訴えたら帰ってこれるのでしょうか。きょうも、めぐみさんは北朝鮮で日本の救いを待っています。ことしで拉致事件から47年で、母親の早紀江さんに何かあったらどうするのでしょうか。早急に日朝首脳会談を開いてほしいです。日本政府として本気になってほしいです」と訴えました。

また、同じく同級生の清水雅生さんは「ことしでめぐみさんや同級生は還暦になります。時の重みを感じます。昨年、早紀江さんは体調を崩して入院されましたが元気でいてもらわないと意味がないのでそのことも大臣に申し上げました」と話しました。

(2)令和6(2024)年10月5日

北朝鮮による拉致被害者の横田めぐみさん=拉致当時(13)=は10月5日、帰国を果たせないまま還暦(60歳)の誕生日を迎えた。「横田めぐみさんとの再会を誓う同級生の会」はこの日、特別な思いを胸に、帰国を願うチャリティーコンサートを新潟市内で開催する。会の代表である池田正樹さん(60)に公演前の心境を聞いた。

異国で迎える還暦

13歳の少女が北朝鮮に拉致され、帰国できないまま異国の地で還暦を迎えることが信じられません。今回のチャリティーコンサートのチラシには、強い願いを込めて「横田めぐみさんお帰りなさい!」という仮タイトルを付けて準備していましたが、かないませんでした。タイトルは「帰国が早急にかなうように!」に替えました。
コンサートでは、めぐみさんの双子の弟、哲也さん(56)や拉致被害者の曽我ひとみさん(65)らが全被害者の早期帰国を願って講演を行います。その後、めぐみさんの同級生でバイオリニストの吉田直矢君と私たちが楽器演奏会を行い、最後に同級生たちが「翼をください」と「故郷(ふるさと)」を合唱します。
「翼をください」は、めぐみさんの母校の新潟市立寄居中のクラス対抗合唱コンクールで、1年生だっためぐみさんと同級生が一緒に歌った曲です。「悲しみのない自由な空へ 翼はためかせ行きたい」などの歌詞があり、めぐみさんの思いそのものではないかということで、コンサートで毎年歌っています。
「故郷」は、帰国を願って歌われた際、4年前に亡くなっためぐみさんの父、滋さんが生前、涙ながらに聞いていた曲です。


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