小さな教育情報・ほめる技術の落とし穴
「ほめる」ことは教師の必須アイテムです。この効用を否定する人はまずいないでしょう。
「ほめる」ことの効果を説明する最も有名な実験がご存知のピグマリオン効果です(これには批判もありますが)。教師の肯定的な言葉や眼差しが学習効果をグンと上げるというものです。
しかし、今回の中野信子さんのコラムを読んで、そういう単純なものでもないということがわかりました。
単に「ほめる」というよりも「チャレンジする姿勢・工夫」など結果よりもプロセスを評価する言葉が大事だという話です。
これには一本取られた気分でした。自分は現役の時にこれ、できていたかなあ?と思うと反省です。
よくカウンセラーの方が保護者との面談で「結果よりもプロセスを評価してあげましょう」とアドバイスしていたことを思い出しました。
(「教育研究」2021年7月号より)