死にそうなほど無力感
気持ちが悪い鮮明な
かさぶたのように繊細で
路頭に迷う自尊心
賞とは無縁のソクラテス
姿は見えない無縁の仏
暇さえあれば焦燥の
結果が全てを否定はするが
さりとて過程もままならぬ
こんな生ではないはずと
思う気だけは人一倍
侵略すべきは我が胸中と
変身願望増し増しの
醜い獣が這っている
救いは無いかと這っている
見上げた太陽眩しいことに
死にそうなほど無力感
光源高くば自分が低い
自明と認知の歪みの間
死なないだけで生きていない

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