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2021年にやった仕事(山口むつお)

2021年にやった、数ある仕事の中から特に印象的だったものを振り返ってみようと思う。ニューノーマルな生活に慣れてきたとはいえ、まだまだコロナには振り回される1年だった。そして広告案件よりも自社案件を多く手掛けた1年だった

オモコロ初のオンラインイベント「わくわくクイズ祭」

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いつも200人キャパくらいのライブハウスだけでやっていたイベントを、オンラインではじめて開催した。コロナでどこもライブイベントはオンラインでやっていこう、という流れに乗ってみた。

僕のポジションは立ち上げの責任者として、社内提案から配信プラットフォームの選定、制作進行、売上最大化のための施策立案etc……という感じでガッツリであった。

とにかく全てがはじめてで手探りで作っていったわけだけども、まずまずの前提として「何人チケット買ってくれるんだろ?」という疑問があった。

これまで開催してきたリアルイベントでは、200人分のチケットが数十分でSold outすることが多かったので、なんとなく「2,000人くらい見てくれるんじゃないか…?」という目算を立てていたんだけど、蓋を開けてみれば実に6,000人近い方々にご観覧いただいた。めちゃくちゃ読み外れてるやんけ(嬉しい悲鳴)。 

配信プラットフォームは色々調査してみたんだけど、最終的には「料金体系がわかりやすい」「何かあったときの対応の手厚さ」「親身になって相談にのってくれる人の温かさ」という点でZAIKOさんのプラットフォームを使わせていただいた。

ノウハウなさすぎてめちゃくちゃ何回も質問したし、全部しっかりお答えいただけて、かなり安心して本番に臨むことができた。ありがとうございます。

責任者的なポジションでやらせてもらったわけだけども、その実、一番の功労者はイベントのネタを考えたオモコロのメンバーであり、それを盛り上げるための告知のクリエイティブを考えてくれたメンバーであり、よりよい環境でユーザーさんにお届けするためにイベント会場と連携してくれたメンバーである。本当にお疲れ様でした。

それにしてもイベントって本当に大変ですね……やってみてはじめてわかったけど、複数の出演者の企画をとりまとめなきゃダメだし、音響さんとの連携もあるし、回線落ちが1番怖いから配信設備に気を使わないといけないし、うまくいかなかったときのリスクヘッジ案も用意しとかないといけないし、当日は100%時間おすしね。

ちなみに、このイベントはDVDやストリーム配信をお買い上げいただくことで見ることができる。
▶オモコロストアで買えます


オモコロ新グッズ発売(4月)

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大人気の「匿名ラジオ」のラジオCDに、ARuFaくんのシングルCD(まさか友達の中からCDデビューする人が出るなんて思わなかった)、弊社社長の長島の日めくりカレンダーなどを作りました。あとダ・ヴィンチ・恐山のスケボーも数枚だけ作った。

スケボーはかかった原価がすごかった。

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ARuFa&恐山のステッカーセットも作った。コレクションできるような箱に入っているといいなと思ったので、全種類入ったコンプリートセットは「買ってくれてありがとう」の意味も込めてオリジナルパッケージで作ってみた。

詳しい数字は控えるが、本当にたくさんの方にお買い上げいただいた。感謝感謝……。おかげさまで、グッズ事業が我が社の主力事業の1つになった。


オモコロチャンネルのオンラインイベント「オモコロチャンネル 大反省祭」

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オンラインイベント2回目。前回のイベントはノウハウゼロからのスタートだったので結構あたふたしたけど、今回はドーンと構えて進めることができた。同じく責任者のポジションで稼働。

オモコロチャンネルはオモコロのYouTubeチャンネルなんだけど、今年どんどん人気が上がっていってまして。イベント観覧者は10,000人を超えてしまった。イベント当日にどんどん観覧車数が増えていくのを目の当たりにして、尻もちついた。

こちらもそのうちDVD化されるかも?


オモコロ新グッズ発売(9月)

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オモコロチャンネルのグッズを中心に発売。今回クリエイティブ面は完全にヤスミノというオモコロのメンバーに任せた。

彼は告知用の映像なんかも作ってくれてるんだけど、絵作りがすごく良い。

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あと、はじめてデジタルグッズの販売を始めた。過去のイベントの映像やラジオCDのデジタルグッズ化である。

デジタルグッズの販売にあたって、かなり色々と検証した。データ容量はいくらまでいけるのかとか、買ったあとに販売ページにアクセスしやすいのかとか、どんな決済方法が使えるといいのかとか。その結果、カラーミーからSTORESに移行することになった。

もともとShopifyで進めようとしてたんだけど、メールでのリマインドや決済手段において僕らがやりたいことの実現がやりにくいことがチラホラでてきたため……メリットデメリットの比較で相当悩んだ。デザイナーさんに途中まで作ってもらっていたものをひっくり返す形になってしまった。申し訳ない!

このあたり、他のショップさんはどんな運営してるんだろ?とすごく気になったので、ぜひ情報交換してみたい。


LINEスタンプ作った

オモコロにまつわるスタンプをいくつか作った。

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とくに弊社社長・長島のスタンプは40個の大ボリュームかつポジティブなワードしかなくて作り甲斐があったし、遊び半分なところもあったので「悲報」とか「買わないでください」という言い方をできたのもよかった。


没ネタナイト登壇(オンライン)

株式会社人間さんが主催する、没ネタを発表して供養するオンラインイベントに登壇。コロナ禍で没になった企画として「先ウン委員会」を紹介させていただいた。

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新居に契約者さんよりも先に入らせていただき、新居での一発目のウンコをさせてもらえれば、引っ越し代金がタダになるというキャンペーン。おそらく実現に至らなかったのはコロナのせいではない。

そういえば没ネタは関係ないが、主催の株式会社人間が手掛けていた「爆音コンビニ DEAF-MART」はかなり好きな企画だった。

社会問題に立ち向かう手段に笑いのエッセンスを入れるさじ加減が絶妙だと思う。


THE eye インタビュー動画

クリエイターにインタビューをしている「THE eye」という動画に出させていただいた。

これまでの経歴やコンテンツ作りにおいて思うこと、ぼくの言霊で弊社社長が死にかけた話などをしている。


ネットラジオ「モンゴルナイトフィーバー」

モンゴルナイフとヤスミノというライターと一緒にネットラジオをやっている。おかげさまでYouTubeのほうはアベレージで毎回1.5万再生ほどされている。おすすめはモンゴルナイフが確定申告でパニックになる回。


オモコロチャンネルに出た

いくつか出させてもらったが、一番印象的なのは当時の首相の名前をガチで間違えた時。

どんどん話を盛ってく伝言ゲームをしたら、日本崩壊を救うことになりました 3-38 screenshot
どんどん話を盛ってく伝言ゲームをしたら、日本崩壊を救うことになりました 3-46 screenshot


刃牙30周年の記事

オモコロの兄弟メディア・オモコロ ブロス!でのPR記事。刃牙30周年を記念した「刃牙ファンアートコンテスト『刃牙異種創作技戦ッッ!』」の参加方法を実例を交えながら紹介させていただいた。

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このキャンペーン、とても素敵な作品がたくさん集まっていて、改めて刃牙って愛されてるんだなと思った。

とくにBEATIFUL部門を勝ち取ったみかんさんの「飲み会で撮られた使い捨てカメラの写真」は個人的にすごく好きな作品だった。

そして今は、刃牙作品内のベストエピソードの投票をやっているようだ。僕的には、ジャック・ハンマーがピクルに対して振り向きざまのアッパーを食らわせるシーンが一番好き。

Hondaアクセス「めちゃ楽キャンプ」

Hondaの車の純正アクセサリーを手掛ける、Hondaアクセスさんのコンテンツを制作。「楽してできるキャンプ」をキーワードに、そこから純正アクセサリーの存在を知ってもらおうというもの。

特に2本目に公開したこちらの記事、「PR記事の撮影をしていたら時空を超えた野武士が迷い込んでくる」という設定なんだけど、よく通ったなと思う。

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提案の際、クライアントさんと「なぜ野武士なのか」「野武士はアクセサリーよりも、車そのもののほうに驚いちゃうんじゃないか」などを真面目に議論したのは良い思い出。

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野武士は衣装が命!ということで、モンゴルナイフが徹底した衣装加工を施してくれた。コーヒーで染めたり、人間自体も汚しのメイクをしたりしている。


2021年まとめ

とうとう「自分たちがおもしろいと思うことだけをやってお金を稼ぐ」という世界が見えてきた。おもしろことをやれば、そこに人が集まり、グッズやイベントなどの形にもなっていく。

実は社長が代替わりしたタイミングで、それまで動かせていなかったYouTubeチャンネルを始めたり、ほかほかおにぎりクラブという会員限定コミュニティを開設したり、「広告ではない自分たちで稼ぐ手段」の下準備を進めては来たんだけど、それが2021年になって一気に開花した。会社の売上も過去最高となった。
※それまでの間「最近バーグハンバーグバーグって新しいWEBコンテンツあんま作ってないよね」というような事を陰で言われているのも耳にした。ざまあみろだ。

その一方、ぼくらは広告を作るのも大好きだ。クラインアントさんが見たこともないような企画をプレゼンで発表して驚く顔が見るのが好きだし、ぼくたちのコンテンツによって広告ならびに商品がSNSで好意的に話題にされてるのをチェックするのも好きだ。とくにここ最近は、オモコロのYouTubeチャンネルでは数多くの案件動画の発注をいただいていたりする。

これを見て弊社に興味を持っていただけた企業さまがもしいたら、ぜひ一度ぼくらが作る企画を検討してもらいたいなと思います。

2022年もよろしくお願いします!

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