<CDを売ろう!>その1
*このシリーズは自主製作等でCDを作って売る音楽活動を始めたばかりの方向けに書いています。同意できない点や余計なお世話の内容かも知れませんので華麗にスルーして頂いても結構です。
(前置き)
10代から20代の前半、空いているほとんどの時間を費やし70年代の英米音楽をアナログレコードで聴き倒し、その後音楽制作の道に歩んだ僕が、なぜ、いまや流行りのアナログ盤に回帰せず、CDを音楽リスニングのマスターアイテムとしているのかは、以前にクソ長文で説明した。
<アナログ盤とかCD盤とかに関する雑文>
https://note.mu/mutsumu/n/ne60247973467
ご興味のある方はお暇なときにでもお読みください。長いです笑。
さて、日本では(欧米リスナーと質の違いは歴然とあるが)CDはまだ売れる。
ちょっと古いが2014年のネット記事に以下の数字が記載されている。
「アメリカ57.2%、イギリス64%、日本85% これは国内のアルバム販売におけるCDの割合である。(中略)さらに奇妙なことに、日本では2009年に10億円規模あったデジタル配信市場が、昨年4億円程度にまで落ち込んだのだ。」
この記事には日本人の形あるものに対する所有欲と、ジャケットや歌詞カード等の思い入れがCD派残留の理由として挙げられている。
もちろん人気のアナログ盤には、さらにプラスアルファの理由があるのだ。僕には必要ないが笑。
ご存知の方も多いだろうが、CDは利益率が高い。(もちろんアナログ盤より笑)
音楽活動を続けたいのならば、何とかしてCDを作って沢山売ろう!
でも、あなたのCDはタワレコやHMVやamazonではほとんど売れない。
仕方ないよね、ユーザーは購入動機がないから。
でもCDはライブ会場では売れる。これは世界中どこでも同じ現象だろう。
言い換えればCDを売るためにはライブをやらなくてはならない。
ただし、どんなライブでも売れる訳では無い。
良いライブをすればCDは売れる!はずだが、なかなか売れない。
それどころか、良いライブなのに次回はお客さんが減っていく。
それはなぜか?
「曲がつまらないから」
あなたや、あなたのバンドメンバーが思い入れと自己満足で作っている楽曲のレヴェルが低いのです。
一枚目のCDを出して、そこそこ売れた。
二枚目を出したのだが、一枚目より売れ行きが悪い。
それはなぜか?
「音源のクオリティが低いから」
あなたや、あなたのバンドメンバーが出来る次元の演奏(打ち込み)やアレンジや歌が、そして録音状態とMIXとマスタリングが良くないのです。
これではあなたのCDは売れない。
最初は付き合いで買ってくれた友達もiTuneに入れて、一回聴いてもう聴かないだろう。ライブに来てくれても二枚目は見るだけだろう。
あ、<CDを売ろう!>ではなくなってきた笑。
では次回。