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のはらワイン メルロー2022
こんにちは。この時期はニットキャップが欠かせない安東です。たまにかぶっていることを忘れて探したりすることもあります。
今回はのはらワインメルロー2022のご紹介
ウチのメルロー
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弊社メルローはミディアムな飲み口です(当社比)先日の方程式でいくとライトボディではありますが。メルローらしい芳醇さとMBAのフレッシュさがあるのでしょうか。世界のメルローと比するとコクのある感じというよりすっと入りやすい飲み口です。
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ヴィニフェラ系の難しさ
ぶどう品種の中でもやはり人気があるのって、カベルネやピノノワール、シャルドネ、そしてメルローのヴィティス・ヴィニフェラ系品種だと思います。
日本ワインにおいては生産量としても「MBA」、「コンコード」に次ぐ第三位が実は「メルロー」です。長野県が最も盛んですね。世界的な評価を受けてたりします。
そんな実績からもメルローは日本の気候にもフィットする品種なのですが現段階、当ワイナリーでは簡単ではないという印象です。他、弊社で栽培しているヴィニフェラ系は「シャルドネ」、「ツヴァイゲルト」、「アルバリーニョ」そして昨年植えた「甲州」がありますがとかく、収穫時期までに実が落ちてしまったりひからびいたり。。。この二年間、7月の豪雨を皮切りにやられてしまっているので今年は雨よけを新設することにしました。
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それでもメルロー
それでもやはりメルロー造りたい!むしろ増やしたい!ということで昨年春にも先述の甲州、シャルドネとともにメルローも植えました。
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与太話
ソムリエになったばかりの2000年代初頭、私は東京は銀座のワインダイニングにいまして、お店柄同年代のワイン好き切磋琢磨しており、仕事後などに定期的にワイン会を開いてました。なけなしの給料でみな高級ワインを買って持ち寄り、感想を言い合う。それも楽しかったのですが、面白かったのが、ワインの香りの印象についてみなそれぞれの言葉を言うのですが、なかなか具体的なものが出てこない時もあるものです。「なんか知ってる香りなんだけど出てこない。。。」そんなときに一人が革新をつくと、みんなそれしか出てこなくなる。例えば「アルザスのピノノワール、焼き芋の香りがする。。。」「それだ!!」となるのは良いのですがそれ以降皆焼き芋しか感じられなくなる。。。人間が味や香りを知覚するのに、情報って大きいんだなとそのころから認識しました。
他には「良質なボルドーにはミルク香」「高いコート・ロティには紅茶香」など様々なキーワードが生まれていました。
こうしてみるとワイン会、久しぶりにやりたいなあと思ったのでした。(実は飲み会苦手なんですが)
それではみなさん、良き日々を。