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ベースに握力は必要か
「ベースを弾くには握力が必要」と初心者の方は考えたことがあるのではないでしょうか?
「握力が弱いから上手く弾けないんだよね」という意見もよく聞きます。
果たして、握力は本当に必要なのでしょうか?
鍛えるべきものなのでしょうか?
この記事でお伝えしたいことは
・ベースを弾く際、握力はほとんど必要ない
・握力が強いことによって損はしない
・握力はOOで鍛えるべき
ということです。
まず、「握力が弱いから上手く弾けない」は言い訳です。
健康な方なら、ベースを弾くための力が足りないというのはあり得ません。
小学生の女の子でもベースは弾けます。
音がビビる=握力が足りない
と考えてしまいがちですが
押弦するポジションが悪い
指の力を伝える方向が間違えている
ベースのセッティングが悪い
この3つが原因の場合がほとんどです。
弦を押さえるとき、押さえたいフレットの際を押さえられていますか?
もしもフレットから距離がある場所を押さえているのなら、フレットの際を押さえることで音のビビりは改善されるかもしれません。
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指の力を弦に対してしっかりと伝えられていますか?
もしも押さえたとき、弦がしなったり(チョーキングのようになっている)しているのであれば、指板に対して垂直に力をかける意識をしてみてください。
そして、ベースのセッティングは適切ですか?
ここを疎かにしている方が多くいる印象なのですが、セッティングによってはチューニングが合わなかったり、弾きづらかったり、音がビビったりします。
最初は正解のセッティングも調整の仕方も分からないと思いますので、楽器店やリペアショップに持って行き、調整してもらうのをおすすめします。
セッティングしているところを見れるのなら、見て学んでください。
自分で調整できることが理想なので、実力や歴は関係なく、勉強したりチャレンジしてみてください。
余程なことをしない限りベースは壊れませんのでご安心を。
弄りすぎて正解が分からなくなったら、リペアショップや楽器店に持って行けばいいですからね。
このように握力は実力にも、音にもほとんど関係していません。
握力を弾けない言い訳に使っているのなら、すぐにやめて練習しましょう。
ですが、握力の強さが全く関係ないというわけでもありません。
それは「出力する力の割合」が関係してきます。
例え話として、もしも弦を押さえるのに1kgの力が必要だとしたら、握力10kgの方が出す力の割合は10%ですよね?
では、握力100kgの方ならどうでしょうか?
出す力の割合は1%になります。
実際はここまで単純な話ではないのですが、少なからずパワーによってこのような現象が起こります。
パワーは「あって損するものではない」ということは知っておいてください。
では、そのパワーをどうやって鍛えるのか?
こんな道具がありますね。
指1本ずつに負荷を乗せることで、ベースを弾く筋肉を鍛えるのにもってこい!というアイテムです。
あとはこんなもの
ベースでは指を開く筋肉も多く使います。
これを使うとそこが鍛えられて有利になりそうですね。
そして、王道のこんなアイテム
確実に握力向上に貢献してくれます。
どれも「握力を向上させる」という目的なら、超おすすめのアイテムです!
僕も使っています。
しかし「ベースを弾くための力」を鍛えるのでしたら、どのアイテムも必要ありません。
ベースを弾くための力をつけるために、1番効果があるトレーニングは「ベースを弾く」です。
握力を鍛えることはベースを弾くときの「補助」になると思います。
あくまで「補助」です。
「ベースが弾けるようになりたい」という目的があるのなら、ベースを弾いた方が確実に得るものが多いです。
何事も目的に応じて手段を取るべきで、ベースのために握力を鍛えているのでしたら「無駄な努力」です。
正しいベクトルの努力をする事が上達の近道だと思うので、記事を参考にしながら考えて練習してみてくださいね!
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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