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実母・さくらこさんが亡くなりました
2021年12月某日。
新型コロナ感染拡大が少し収まっていた2021年師走、さくらこさんが亡くなりました。
10月の再入院から約2ヶ月。病状は落ち着いたものの医療依存度が高くなったこともあり看護の充実している高齢者施設に入院した矢先のことでした。
面会が許されるのは週に1回15分までだった病院より制限が緩やかな施設。一日30分までという時間制限はあったものの〝毎日〟面会できます。
入所後は嬉しくて毎日面会に通っていましたが、予約が必要だったりして流石に毎日はやめておこうかな・・と思い〝その日〟は車であちこち回り用事を片付けていました。
15時17分。
施設から電話がありました。
車を運転していたので道路のはじに車を止め、応答すると・・
「パジャマの替えをもう何着か持ってきてください。」「点滴等の管を通す関係からできれば袖口の広いものをお願いします。」とのこと。
「わかりました。でも自宅にあるパジャマはそれほど袖口が広くないので新たに購入するので少し待ってください。」と返事をし電話を切りました。
電話を切って約10分後・・
また施設から電話がありました。
「さくらこさん、呼吸停止されています。さきほどの電話を切ってお部屋に行ったら、呼吸が止まっていました。」と。
え?
どういうこと?
止まっているのは呼吸だけ?
亡くなってはいない?
すぐに理解することができませんでした。
父への連絡は施設の方にお願いし、わたしは妹に連絡しました。
そして、自分の家族にも・・
たまたま施設から車で10分程度のところに居たわたし。
たまたま自宅で過ごしていた父。
たまたまお仕事がお休みで自宅に居た妹。
皆がすぐにさくらこさんのところに駆けつけることができました。
さくらこさんの身体はまだ少し温かく・・
最後の瞬間は一人にさせてしまったけど・・
17時。
訪問診療のお医者様がいらしてさくらこさんの死亡確認。
呼吸停止、心臓拍動停止、瞳孔散大・対光反射停止の3徴候を確認して初めて死亡が認定されました。