やまをつくりに 1.ぼくは こうえんで やまを つくりはじめた 2.けれどもすぐに くずされてしまった 3.ぼくは やまを つくりなおした 4.けれども また くずされてしまった 5.しかたがないので つぎのひ にわとりが なくよりも はやく こうえんへいき また やまつくりのつづきを はじめた 6.けれども またまた くずされてしまった 7.しかたがないので こんどは からすが なくころ みんなが こうえんから かえった あとに やまをつくりはじめ
クマゼミの騒がしい鳴き声がおさまり、アブラゼミがジリジリジリと控えめに主張してきた。 お昼は何を食べようか。 そうだ、そうめんにしよう。 おかずなんてものはない。筆者の家ではこんな日が三日も続いている。 おかずはない、と言いつつお湯を準備しながら、ベランダのプランターに生えているネギを数本みじん切りにする。そこらに転がっているしょうがも白い陶器のおろし器でする。しょうがの香りが料理をしている気分にさせてくれる。緑に黄色。この二つがあるだけで食卓が華やかに見えてきたでは
「そろそろ行きましょうか」お母さんがリュックを背負いながら言った僕らは時々、路線バスに乗ってお出かけする。 バス停へ向かう足はいつもより早く動く。だって僕たちがバス停につく前に出発するんじゃないかと思うから。途中、僕が通っている歯医者さんの前を通る。ぼくはもっと早足になる。 バス停につくと 「あと十分したら来るよ」 お母さんが教えてくれた。バスを待っている間 「お母さんは赤色の車が何台通るか数えるね」 「じゃあ、僕は青色の車にする!」 僕たちはバスを待つ間よくこ