川田 睦美

ライター(仮) Webライター(仮) エッセイスト(仮) 小説家(仮) (仮)を1つずつ剥がしていきます 音楽教室講師(37年目)

川田 睦美

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最近の記事

手帳は特別なランジェリー

自分の手帳を、まじまじと見る。黒一色、サイズは縦14.5cm、横9cm。私は、76年の歴史を持つ『能率手帳』を愛用している。(商品番号 1218) この手帳を初めて手にしたのは、38年前の就職して1年目。所属する企業から、全員に無料配布された社名入りの能率手帳だった。女性の多い職場で、この手帳を持つ人は少ない。「なんで使わんの?」と同期に聞いたら、「可愛くないから」と返ってきた。私は、可愛いとかより機能を重視していた。週間レフト型の手帳で、時間メモリがあり、手帳を開くと右側

    • ◆ SNS発信の遅れで、ざわつく心 ◆

      2024年元旦、午後4時11分に震度5の地震を体験した。 私は初詣にきており、参拝の列にならんでいた。 石川県小松市在住の私は被害も少なく、生活に不便は感じない。 8月のお盆も過ぎた日に、親戚が住む能登に行ってきた。 震災後の訪問は初めてだった。 義母の実家は、能登輪島の町野というところにある。 今年の夏は、義母が施設に入り生活しているので、お墓参りも兼ねて輪島市の町野地区に行ってきた。 親戚たちの安否を確認できたのは元旦から4日後だった。 SNSを使用していない高齢の

      • ◆ 旅先からの絵葉書 ◆

        ⁡ 江角悠子さんのメルマガを読んでいる。7月末にワーケーションの地から絵葉書を送りますという案内に応募した。⁡ 暑い夏に避暑地から仕事をしながらのバカンスは、⁡ 理想の働き方だなと羨ましく思っている。私も叶えたい。⁡ 応募者多数いて、今回外れたかなと思っていたら、⁡ 8/2に届いた。キンプリから誕生日にバースデーカードが届いた時より嬉しかった。⁡ 1枚の絵葉書から、色んな妄想や学びがある。⁡ 主宰されているオンラインサロンのZOOMでも話したことがあるし、私設図書室に京都に伺

        • ◆能登半島地震復興ライブ◆

          PEACEFUL PARK 2024. 7 .7 .(sun.) 当日やっと手に入ったチケットを持って、炎天下から館内のライブ会場の席に着いた。3人でワクワクしながら、 「MISIAの歌声聴けるなんて最高!」 と開演を待っていた。 正面のスクリーンには、世界農業遺産に認定されている『能登の里山海山』の風景が映し出される。 能登を離れず暮らし、復興のために尽力している3人の方のインタビューが流れた。門前町で店舗を営んでいる女性の言葉が今も残っている。 『足音を聞かせて下さい

          忘れない味。お土産ありがとう

          ※2021年にnoteに投稿をしたのが最後だった。久しぶりに立ち上げる。ブログを一斉に書くサロン(京都くらしの編集室)で、練習しながら参加しています。 ------------------------------------------------------------------------------- 先日、私にとって感情がざわつく、しかし手に取ると甘い8年前を思い出すハワイのお土産を頂いた。 食べると止まらなく、思い出も噛み締める品物だ。 結婚20周年の時、ハワ

          忘れない味。お土産ありがとう

          ◆ 63円の絆 ◆

          2021年元旦、年賀状が今年も届いた。SNSで「年始の賀状ご挨拶を控えます」と前もって言えたら、どんなに楽になるだろう。 小学6年の時、好きな男の子に年賀状を出した。年賀状は年始の挨拶であり、ラブレターではないと自分に言い聞かせ、一大決心をして書いた。冬休みに入り、クリスマスを過ぎてから、親に隠れて自分で郵便局まで行き投函した。元旦の朝、何回も郵便受けを見に行った。雪が多い年だった。待ちに待った年賀状が届いたのは、御節も食べ終わり、炬燵で両親は昼寝をしていた午後2時頃だった

          ◆ 63円の絆 ◆

          ◆ 文章に日を当てる ◆

          エッセイは、自分の体験を描いた文章。 共感したり感銘を受けるかは、読者が決める。 私が描き溜めてあるエッセイを、読んでほしくて投稿する。 夏休みに入り、小学生の観察課題『アサガオ』も、日に当たり、沢山花が咲くといいね。 私が小学4年生の時のお話です。 『ヘチマ捕物帳』(エッセイ) 私の通っていた小学校は、4年生でヘチマを育てる理科の授業があった。発育を1学期に観察し、夏休みには自分の植木鉢を

          ◆ 文章に日を当てる ◆

          ◆ ハンドメッセージ ◆

          子どもを学校に送り出し、無事に帰って来てほしいと願うのは、親の願いだ。 四六時中、今何してるかな?大丈夫かな?とは思わないけれど、学校から電話がかかってきたら、ドキッとしたものだ。  学校が終わる時間に、私の仕事は始まる。 ピアノを習いに来る生徒の右側に座る。 小さな左手に目がいくのは、この子が右ききだからだろう。昨日は、メッセージを2つ見た。  「どうしたん?薄くなっとるけどハート描いてあるじ」 今日はレッスンの前に話からなのか?と、身体をこちらに向ける。

          ◆ ハンドメッセージ ◆

          ◆ 咲かぬなら...◆

          お買い物の時、ユリの花をみつけてから、 絶やさす花瓶に補充して、愉しむようになった。 毎朝の水替えと、花粉取りを日課にしている。 ユリ一辺倒の生活を1ヶ月。 一本の茎に、6個の花弁が着いたものを選ぶ。 そう、私は欲張り派です。 明日咲くかなと観察日記をつけるように、眺める時間も愉しい。 茎の先端の方の花弁が折れてしまった。 可哀想に。この花は咲くのかな。 小さな瓶に移してあげた。 今日は咲くかな。 何をためらっている。 本当に咲くのかなと、3日経ち心配になった。 私が

          ◆ 咲かぬなら...◆

          ◆ アンインストール ◆

          4月某日、女友達が経営するカフェへ、珈琲を飲みに行った。20代青年男子が、珈琲を飲み終わったところに入ってきた。 「久しぶり~、どうしたん痩せたじ」 シュッとした男子に、隣に座れと言わんばかりに声をかけた。 青年男子はスマホを取り出し、 「この頃から15キロ痩せたんすよー」 若い男子の語尾に、50代熟女は、 「彼女喜んだやろ~」 と、若い恋愛話を聞きたかったのだが、 「それが、、、別れたんすよー」 もういいわ。 「ところで、どんなダイエットしたん?」 話題を変えて食いぎ

          ◆ アンインストール ◆

          ◆ ことばの日 ◆

          こ(5)と(10)ば(8)の語呂合わせから、今日は「ことば」を大切にする日と、日本記念日協会が定めた日なんですって。 5月16日、ことばの日制定記念オンラインイベントに参加しました。 前からコピーライター、阿部広太郎さんのnoteや書籍を読み、この方の熱い思いに50すぎの私は、ノックアウト状態でした。 阿部広太郎さんが主宰する講座『言葉の企画2019』の中から生まれた「ことばの日」 言葉を「ことば」と平仮名にしたのは、 手話や点字など広い分野で「ことば」を知ってほしいから

          ◆ ことばの日 ◆