睦月/ラジオパーソナリティー

東京生まれ埼玉育ち。三十路半ばに会社員からラジオパーソナリティーへ転職。 極めて不器用、時に自己肯定感低めで、やや面倒くさい。 最近は専ら自転車と豆大福な生活。 実は睦月ではない。

睦月/ラジオパーソナリティー

東京生まれ埼玉育ち。三十路半ばに会社員からラジオパーソナリティーへ転職。 極めて不器用、時に自己肯定感低めで、やや面倒くさい。 最近は専ら自転車と豆大福な生活。 実は睦月ではない。

最近の記事

飛蚊症の世界

私は飛蚊症(ひぶんしょう)持ちです。 晴れた日の空や白い壁を見ると、黒い糸くず状や、カエルの卵のようなウニャウニャした何かが目の動きに合わせて飛んでいます。 下の写真でいうと、船の上に見えるウニャウニャした浮遊物がそれです。(左下の黒い点々は鳥です) このウニャウニャした浮遊物。 多くの場合、原因は目の老化現象なので気にしなくても良いんだそう。 私は子どもの時からずっと糸くずとカエルの卵が飛んでいて、当然クラスメイトのみんなも同じものを見ているのかと思っていたので、老

    • 映画館とトイレ問題

      映画館で映画を観ると何故かトイレに行きたくなる。せいぜい2時間程度なのに我慢ができない。家にいる間は5時間でも平気なのに、どうも映画館はダメだ。 いや、映画館だけではない、登山もそうだ。いざ山を登ろうとするとお腹が痛くなりトイレを探してしまう。 どうやら「しばらくトイレに行けないよ」という状況に私は極めて弱いようだ。 映画を観ていれば、物語の幕開けと同時にストーリーと同じくらいの割合で「トイレ」が頭の中を占める。 物語が面白ければ、中盤に差しかかる頃には「トイレ」の存

      • 「鎌倉殿の13人」を巡る旅

        以下文章は昨年5月に途中まで書いたまま、放置していた文章。ダラダラと書き記しているのでお時間のある時になんとなく読んでくれたら。 #上総介ロス 久々にnoteを開いた。 それなりに忙しく、それなりに考え込んでいたような。考え込むと身動きが取れなくなってしまうのは悪い癖だ。そんななか、今年も4か月が経過したところだった。久々に私の心を揺さぶる出来事があった。 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」4月17日の放送で、佐藤浩市さん演じる坂東武士の上総広常(かずさひろつね)、通称上総介

        • 34歳会社員がラジオパーソナリティーに転職した話⑫フィジー編

          会社員だった私が、34歳でラジオパーソナリティーに転職するようになった経緯をのんびりと書き連ねている。 湘南(大磯)生まれ、六本木(現在公衆トイレ)・大塚育ちの母とし子の話はこちら、34歳会社員がラジオパーソナリティーに転職した話⑪フィジー編 4週間noteから遠ざかっている間に、日本の総理大臣は変わり、季節も進み、すっかり空気が冷たくなった。 私はというと、今もこうやって10年以上前の常夏フィジーの話を続けるのである。 母とし子のピンチ日本語しか喋れない母とし子がひ

          34歳会社員がラジオパーソナリティーに転職した話⑪フィジー編

          会社員だった私が、34歳でラジオパーソナリティーに転職するようになった経緯をのんびりと書き連ねている。 フィジーの海で溺れ、救出された船上で華麗なスルーを決められるという惨憺たる結末となったウォーターアクティビティのお話はこちらから 34歳会社員がラジオパーソナリティーに転職した話⑩フィジー編 3週間noteから遠ざかっている間に、漢字に「ルビ」をふれるようになっていました。本気こんな感じに。方法はこちらに詳しくあります。 母とし子の話10年ほど前のフィジー旅行記が続い

          34歳会社員がラジオパーソナリティーに転職した話⑪フィジー編

          34歳会社員がラジオパーソナリティーに転職した話⑩フィジー編

          会社員だった私が、34歳でラジオパーソナリティーに転職するようになった経緯をのんびりと書き連ねている。 病気を経験し、命は限りあるものと改めて感じた私は… フィジーの海に浮かんでいた。 前回の記事はこちらから34歳会社員がラジオパーソナリティーに転職した話⑨フィジー編 私はカナヅチだ金槌とは、泳げない人のこと。 これは金槌を水に入れると即座に沈み、浮かび上がらないことからきている。  引用: 日本俗語辞書 即座に沈み、浮かび上がらない なるほど納得。 さて、場所

          34歳会社員がラジオパーソナリティーに転職した話⑩フィジー編

          雑記:新型コロナワクチン接種一回目

          8月5日木曜日、ファイザーワクチン一回目を打った。 ワクチン接種に備えて準備したもの、接種当日レポ、ワクチン前後の副反応について書き記しておく。 基本スペック・44歳女性 ・基礎疾患なし ・アレルギー 金属、MRI造影剤(ガドリニウム)、ヨード系消毒液、他麻酔薬等強めの薬 いずれも吐き気、痒み、かぶれ、動悸等の軽度なもの。アナフィラキシー経験なし。 強いアレルギーはないものの、全体的に神経が過敏。 例えば、酒にはめっぽう弱い、カフェインを飲むとトイレばかり行く。 2時間

          雑記:新型コロナワクチン接種一回目

          34歳会社員がラジオパーソナリティーに転職した話⑨フィジー編

          会社員だった私が、34歳でラジオパーソナリティーに転職するようになった経緯をのんびりと書き連ねている。 順風満帆に過ごしていた30代前半に突然倒れ、入院、手術。 退院後、母との約束を叶えるため、苦手な飛行機に乗りフィジーへ到着したところまで書いた。 前回の記事はこちらから 34歳会社員がラジオパーソナリティーに転職した話⑧フィジー編 そういえば、東京オリンピック2020大会が始まった。フィジーはというと、7人制ラグビーで前回大会に続き金メダルを獲得している。 ツイッター

          34歳会社員がラジオパーソナリティーに転職した話⑨フィジー編

          34歳会社員がラジオパーソナリティーに転職した話⑧フィジー編

          会社員だった私が、34歳でラジオパーソナリティに転職するようになった経緯をのんびりと書き連ねている。かれこれ10数年前のことだ。 卵巣がんの可能性があるという事態から手術、そして病理検査の結果を聞いたところまでは前回以前の記事に書いた。 だいぶ詳しく書いたが、同じ病気で悩んでいる方の参考、とまではいかなくても、経験談のひとつとして読んでもらえたら。 フィジーってどんな国前回の記事 の最後に書いたように、「病気が治ったら海外旅行へ行こう」という母の提案を受け、とうとう人生二

          34歳会社員がラジオパーソナリティーに転職した話⑧フィジー編

          34歳会社員がラジオパーソナリティーに転職した話⑦

          会社員だった私が、34歳でラジオパーソナリティに転職するようになった経緯を書き連ねている。 あれ、なかなか転職しない(笑) というのも、突然の病気、人生初の手術などのイベントが立て続けに起き、私のHPは一桁台に落ち込んでいた。 とはいえ「ピンチはチャンス」とはよく言ったものだ。人生最大のピンチはその後の人生の方向を大きく変えるものだった。 前回の内容は、こちらから読むことができます。 34歳会社員がラジオパーソナリティーに転職した話⑥ 病理検査の結果手術から一週間が経

          34歳会社員がラジオパーソナリティーに転職した話⑦

          34歳会社員がラジオパーソナリティーに転職した話⑥

          会社員だった私が、34歳でラジオパーソナリティに転職するようになった経緯を書き連ねている。 今、44歳なので、ラジオパーソナリティになったのは10年前のこと。 そういえば、全く内容と関係ない話。 タニタの体組成計によると私の体年齢は「33歳」らしい。ここ数ヶ月、ひっそりダイエットをしているのだが、その効果があって基礎代謝が上がったことが功を奏しているようだ。 そういえばここ最近は身体が軽い。階段の上り下りや、駅までのダッシュが前より楽になった気もする。 ダイエットに成功し

          34歳会社員がラジオパーソナリティーに転職した話⑥

          34歳会社員がラジオパーソナリティーに転職した話⑤

          会社員だった私が34歳でラジオパーソナリティに転職するようになった経緯を書き連ねている。 今のところラジオの「ラ」の字も出ていなく、まるで闘病記になってしまっているが、気長にお付き合いを… これらは私の人生を大きく変えた出来事だった。 前回の内容は、こちらから読むことができます。 34歳会社員がラジオパーソナリティーに転職した話④ 手術を前に突然の事態に、病院から泣きながら帰った翌日。 あっという間に手術前夜を迎えていた。 初の手術に緊張している? 悪性だったらどう

          34歳会社員がラジオパーソナリティーに転職した話⑤

          34歳会社員がラジオパーソナリティーに転職した話④

          無計画に勢いで書き始めてしまったため、連載になってしまうという誤算。 前回の記事より3週間も空いてしまった。 34歳の会社員がラジオパーソナリティに転職するようになった経緯について書き連ねている。前回の内容は、こちらから読むことができます。 34歳会社員がラジオパーソナリティーに転職した話③ 子宮内膜症によるチョコレート嚢胞という可愛い名前の病名が判明したというところまで書いた。その後の話。 不穏な空気青梅マラソンへ出場することを目標に掲げ、平日は仕事から帰宅した夜、休

          34歳会社員がラジオパーソナリティーに転職した話④

          34歳会社員がラジオパーソナリティーに転職した話③

          「何苦楚魂」そこはかとなく香るヤンキー臭。 我等命有限静香愛続、夜露死苦。 いや違う。野球ファンの方には馴染みのある言葉かもしれない。 プロ野球BCリーグ福島レッドホープス監督、現役時代はヤクルトスワローズ、メジャーリーグでも活躍した岩村明憲さんの座右の銘だ。 何苦楚魂…人生は、何ごとも苦しんだことがのちの礎(いしずえ)となる noteを初めてひと月半、どうも「苦しい」「痛い」話が多くなってしまっている。これまでの人生、決していばらのような道だったわけでもないのだが、少

          34歳会社員がラジオパーソナリティーに転職した話③

          34歳会社員がラジオパーソナリティーに転職した話②

          34歳で会社員を辞め、全く経験のないラジオパーソナリティーに転職した、その経緯をつらつらと書いています。 前回の内容はこちらから読むことができます。 34歳会社員がラジオパーソナリティーに転職した話① 人生最大の激痛それはいつもと変わらない平日の夕方のことだった。会社には上司や同僚が10人ほどいただろうか。 もう少しだけ仕事を頑張ろうか… なんて思いながら、トイレを済ませた、その直後。突然の腹痛に襲われる。 ああ、まただ。いつもの重い生理痛か…。更衣室に行き、常備し

          34歳会社員がラジオパーソナリティーに転職した話②

          34歳会社員がラジオパーソナリティーに転職した話①

          「ニワトリ」の初鳴き「4月5日」は私にとって特別で忘れられない一日だ。 今から10年前、2011年4月5日は私の「初鳴きの日」である。 放送業界では、新人アナウンサーが初めて電波に声を乗せることを指してこのように表現をする。そう、この日はラジオパーソナリティーとしての初鳴きの日だった。 10年前のあの日、生放送が今まさに始まるという瞬間の、あのとてつもない緊張は忘れられない。後にも先にもあんなに緊張することはないだろう。 それまでも緊張で手が震える経験は幾度もあったが、緊

          34歳会社員がラジオパーソナリティーに転職した話①