《詩》雨にうたれて
勢いを増しながら、雨が通り過ぎていく
日々埃にまみれた街を
これでもかと ザーザー打ちつける
雨に打たれると
体の中までまるっと洗ってるみたいな
不思議な清々しさがあって
傘も差さずに佇む
街をドラミングしながら
見えない陰も逃さず 洗い落とす
大きな音に包まれて
安心感を覚えるのは 何故だろう
毎日いつの間にへばり付いていた汚れが
雨露に混じり 流れて行く
このまま体も雨と1つになれそうな
勘違いも一瞬よぎる
次第に優しい雨となり
厚い雲が晴れ 太陽が煌めく
美しい空の色と虹が合図をくれる
心地良い清涼感と共に
街も私も 新しく生まれた
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?