21/07/13|ラジオ告知と『映画大好きポンポさん』
今日、会社の後輩に薦められるがままに『映画大好きポンポさん』を劇場で観てきました。
アツい…激アツ…。全ての映画制作者たちが生涯を終える直前に見ると安らかに天国に行ける…と言っても過言ではない映画でした。
映画愛が強ければ強いほど自己肯定感爆上がりする映画
ポンポさんは伝説の映画プロデューサーを祖父に持ち、その祖父の遺伝子とコネクションをフルに受け継いだ敏腕若手映画プロデューサー。で、ジーンという、終始目が死んでる男の子がこの作品の主人公です。本当に良いことが起こっても悪いことが起こっても終始目が死んでる、笑。我々からしてみれば親近感だらけの愛すべきキャラクターです。
前知識はほぼなく、後輩から聞いた感想だけで観に行ったのですが…
いや最高でした。
どちらかと言うと私が苦手とする「ザ・アニメ映画」な特徴(女性キャラの声が高い&不自然にふわふわ、肝心なところで歌ものの音楽が入ってくる、謎に顔を赤らめる演出)も随所に見られたのですが、でもそれを含めても、レビューサイトには高得点を付けてしまうほどの好印象な映画でした。
まさか映画館の大画面で、あの見慣れたプレミア(映像編集ソフト)の画面を見ることになるとは…正直変な感覚でしたね。あと編集作業シーンがイナイレみたいな、バトルアクションもののような妙な表現で演出されているのも面白かった。リアルの編集作業はもっともっと地味ですw
台詞がとにかく良くて、映画づくりで日々苦労している人たちの血と汗と涙を文字通りキラキラの結晶に変えてくれた、清々しい作品でした。今この業界で頑張っている全てのクリエイター・スタッフさんたちに見てほしい映画ですね。
ファンタジーすぎるとこもあるけど、まあ「映画」だから!
ポンポさんが祖父のコネをガンガンに使ってくるところとか、ド新人がいきなり大作の監督したり主演女優したり「いやいや夢の度合いが過ぎませんか!」って場面もあるっちゃありますが、まあ映画なんで!笑
しかも舞台は日本じゃないんで!
(ハリウッドならぬ、ニャリウッドが舞台です)
日本人からすると「ハリウッドの映画づくりはこんな感じなのかな〜」と夢見がちフィクションで済ませられそうですが、本場のアメリカの方に見せたらどんな反応が来るのか…、少し気になりますね。
「こんなお気楽じゃないわ!」って怒られるかな?笑
ガチ目線で話すと、一番ラストの〇〇〇〇○の結果はあの終わり方じゃなくて、もう少し悔しさを残して2に繋げる…とかが「夢の続きがありそう」な感じがして好みでした。映画作りはリアルでも本当にたくさんの珍事件が起こるので、その辺を今度は題材にしてもらいつつ、2も観れたら嬉しいですね〜。
15日(木)18:00〜18:55ラジオ「渋谷のシネマ」に出ます!
ポンポさん語り過ぎました。
こちらは急遽決まったお知らせなのですが、今週15日(木)夜に、渋谷のラジオというローカル局のラジオ番組「渋谷のシネマ」に出演し、最新監督作の『マイライフ、ママライフ』『12ヶ月のカイ』のお話をさせていただくことになりました!
たまたま、番組MCの中野マサアキさんが『マイライフ、ママライフ』にも出演されていまして、今回はそのご縁で呼んでいただいたという形です。1時間もの長時間のトークは未だに慣れないのですが、明後日はほぼ中野さんを頼りにゆるりとお話したいと思います。笑
「渋谷のシネマ」視聴方法は、ラジオ・公式アプリ・アーカイブの3つ!
アーカイブは、後日渋谷のラジオのアカウントからnoteに上がるそうなので、そちらも配信されましたらまたお知らせしますね。
『12ヶ月のカイ』『マイライフ、ママライフ』どちらも楽しいお話ができることを祈って!