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21/08/26|PAMA、各国の監督とのパネルディスカッション

強制隔離二日目。
夜に『12ヶ月のカイ』がノミネートされたフランスの映画祭、PARIS Art & Movie AWARDS(略称:PAMA)の長編映画部門の関係者たちによる、オンラインパネルディスカッションの事前収録がありました。

▼PAMAの今年の各部門ノミネート作品はこちら
https://parisartandmovieawards.com/2021-winners-selection/

長編映画部門は、アメリカ、イギリス、インド、日本からの作品が8作品ノミネートされており(うち1作品は映画祭辞退)このオンラインディスカッションには3カ国からの監督が参加しました。

本来は夜22時からの収録だったのですが、映画祭のテクニカルトラブルにより深夜0時過ぎからの収録に…!今回、通訳サポートで『12ヶ月のカイ』出演者の大石菊華さんに協力お願いしていたのですが、二人とも深夜まで待機するはめになってしまいました…苦笑

22時の時点では、日本からノミネートされていたもう一つの作品『夢判断、そして恐怖体験へ』の関係者の姿もみられたのですが、深夜0時過ぎの収録本番の時にはいらっしゃいませんでした…。寝落ちされてしまったのでしょうか??

オンラインでの収録本番、PAMAのオープニング作品にもなる、アメリカ作品『The Enormity of Life』の監督・エリック氏と、インド作品『Magamuni (Great Sage)』の関係者、それから『12ヶ月のカイ』の私と大石さんの3チームでのセッションが始まりました。

▼『The Enormity of Life』

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3作品それぞれ、まずは自己紹介と作品の内容を手短に紹介。私は自己紹介程度は自分の英語で伝えようとした部分もあり、かなりシンプルになってしまいました…。MCのPAMAの方も「おお、シンプルだね」と苦笑い。こういう時は作品のプロモーションの場だから、作品の中身を伝えつつ、何をみて欲しいか、どんなところが魅力なのかをもっと具体的に話が方が良かったのかもしれません。今後まだ作品紹介を英語でするチャンスがあるかどうかはわかりませんが、もしあれば、次回はもう少し凝った作品紹介をしたいですね。

約45分程度のディスカッションだったのですが、面白かったのは、各国の制作スタイルの違いや、配給会社はプロジェクトがスタートする時点でいるのか・いないのか、といった違いについて話が聞けたこと。

日本のインディーズ映画だと特に、作品完成後に映画祭でお披露目することで、後から配給会社が決まっていくことが多いと思います。ただそれは実は日本独特のシステムだったようで、他の方々は、企画の最初の段階から配給会社が決まっていると話していました。

(邦画の大手作品は、後者の流れだと思います。メジャー作品とインディーズ作品で配給のつき方は違います。今思えば、ディスカッションした2作品は、各国の中では比較的メジャー的な作りをされていた作品だったのかも…?)

▼『Magamuni (Great Sage)』

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この時点ではまだお互いの作品を見れていないので、もしかしたら『12ヶ月のカイ』を見たあとに(あ、インディ作品か、なら納得だ…)と海外の方々には思われるかもしれません。

それにしても、ディスカッションした他の2作品のルック(画面の作り、カメラワークとか色合いだとか)がまあしっかりとしたクオリティでして、そんな作品群の中に『12ヶ月のカイ』が入っているというのは改めて変な感じがします。フェニックス映画祭の時も、今回のPAMAでも、『12ヶ月のカイ』はカメラワークと音が特に好評でした。物語の特異性もあるとは思いますが、プラスアルファでテクニカルの良さを褒めていただけるのは、監督冥利に尽きると言いますか、スタッフとも頭を悩ませた甲斐があるなぁという気持ちです。


収録が終わったのは深夜1時頃。大石さんの通訳に支えられて無事にディスカッションを終えることができました。

その後は、書き遅れていたnoteを更新してから明け方4時に就寝。翌朝は強制隔離の宿泊所を退所するためのPCR検査が行われます。
果たして無事に陰性記録を更新できるのか…。

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