RUT BRYK ルート・ブリュック
5月の終わりに「ルート・ブリュック展」に行きました。
場所は、東京ステーションギャラリー。
東京駅の中に美術館があるのです。レンガ造りの壁がすてきで
ここに似合う作品たちが選ばれている印象です。
かなり前ですが、バルテュスも最高に合っていました。
ギャラリーの中階段も、とても雰囲気があります。
少し前までこの展覧会は全て撮影可だったのが
カメラ音が騒がしいとの理由で、今は3階のみ可に変わってしまいました。
蝶のタイルが撮れずに残念です。心に刻みましょう。
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フィンランドの陶芸家でありアーティストのルート・ブリュックは
アラビア製陶所で活躍し、セラミックで陶板や壁画などを生み出しました。
スペインやアラビアのタイルがすきな人には、わくわくの世界です。
3階の陶板画も本当に素晴らしいものでした。いくつかご紹介します。
「お葬式」 天使が死者を包んでどこかに連れて行きます。
密やかに哀しみが伝わってくる丁寧な作品です。
「結婚式」 シャガールを思い起こさせるような淡く甘い雰囲気。
ブリュックのこの甘いピンク色や赤色は、とてもロマンチックです。
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教会の中の 青・緑・碧というような色は
深く透明で、覗き込むとその世界に吸い込まれそうな感覚。
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驚いたのはその多彩な作品群でした。
同じ人が作ったとは到底思えないような多種多様な世界。
少女チックで可愛らしいかと思ったら
大胆な宇宙空間のようなものもあり、
小さなモザイクモチーフを重ねて気が遠くなるほど緻密な世界もあれば
深く濃く何処までも沈み込むような色合いの作品もある。
彼女の原点は蝶を愛していたお父様だったらしいです。
あの小さき中に複雑なデザインを抱えた生きもの。
ぜひサイトで、その魅力を覗いてみて下さい。⇒ RUT BRYK
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「はじめまして、ルート・ブリュック」というカラーの本と
ポストカード、蝶の缶バッジを買いました。
とても印刷が綺麗な本で、たからものに決定です ♡♡
いつか自分の本を作ってみたい。という夢があります。 形にしてどこかに置いてみたくなりました。 檸檬じゃなく、齧りかけの角砂糖みたいに。