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18:ネット小説に付加価値(メリット)を…

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自分はかつて、国語の成績(特に模試の偏差値)を、日々の読書(ラノベ含む)で磨いていました。
 
読書量がハンパなかったこともあり、国語1教科だけで言うなら、学習塾に通わなくても校内トップクラスの成績を保っていました。
 
しかし、そんな自分でも意味を誤解して覚えている単語はありました。
 
よくニュースで取り上げられる「この言葉の意味をこういう風に誤解している人が○○%いる」というアレ……
 
自分も実際誤解していて、報道を見て「正解はこっちだったのか!」と驚くことが少なくありません。
 
そういう「誤解」がどうして起こるのか……
 
たぶん、初めての単語に接する時、人は前後の文脈などから、何となくその単語の意味を類推しているのだと思います。
 
しかし前後の文脈から当てはまりそうな「意味」が複数存在する場合もあります。
 
たとえば、誤解されている単語として以前、挙げられたことのある「須らく/須く(すべからく)」。
 
正解は「必ず」ですが、「全て」「皆」などの意味に誤解している人がたくさんいました。
 
それは例えば「すべからく見よ」という使われ方をした際に、「必ず見ろ!」でも「みんな見ろ!」でも、どちらでも意味としては通じてしまうから……
 
さらに言えば「すべからく」の「すべ」が「全て」に通じ、「皆」「全員」の意味の方が合っているように感じてしまうからだと思います。
 
どんなに読書をしても、必ずしも正しい語彙が増えるわけではない……
 
さらには、言葉の意味を“誤解”している人間が、必ず何割かは存在するという事実……
 
自分が小説を書くようになってから、これらの事実はいつも頭の片隅に引っかかっていました。
 
たとえば小説を書く際に、辞書を引いて「正しい言葉の意味」で書いたとしても、「誤った言葉の意味」で理解している人の方が多数派だった場合、「この作者、言葉の使い方間違ってら。頭が悪いんだな」と逆に誤解されてしまわないだろうか……と。
 
そんなことをモヤモヤ考えているうちに、思いつきました。
 
(……と言うか、こういう機能↓をかつて自分が求めていたという事実を思い出しました。)
 
だったら、ワンクリックでその単語の「正しい意味」が表示される仕組みを、小説に取り入れれば良いのだ、と。
 
そうすれば「変な言葉の使い方をしてる」と誤解される恐れもなく、読者側にも「正しい言葉の意味が覚えられる」→「国語の成績UP」というメリットがあります。
 
……そんなわけで、小説サイト「言ノ葉ノ森」のサイト内小説およびピクシブ投稿小説「選帝のアリス」には「用語解説機能」が付いています。

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サイト内小説PC版の場合は、本文内の色の違う単語もしくはアンダーラインの引かれた単語をクリックすると、左横の小窓(用語解説フレーム)内に、その単語の「説明」が表示され、モバイル版ピクシブ投稿小説はクリックすると別窓(新しいウィンドウ)に「説明」が表示されます。
 
「誤解しがちな言葉」だけでなく、歴史的な専門用語や、ちょっとマイナーだったりマニアックだったりする単語etc…様々な「言葉」を解説しています。
 
「この用語解説を使いながら小説を読んでいけば、きっと新たな知的発見があるはず!」というつもりで制作していますが……実際どうなのかは分かりません。

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