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各小説のページデザインは、小説の内容から決めています
自作の小説サイトを作ろう…と思い立った時「各小説のWebデザインは、小説の内容に合ったものにしよう」と決めていました。
当初は「ピッタリな雰囲気のWeb素材が無いものか」と、素材サイトさんをいくつも巡っていたのですが…
「綺麗ではあるけれど、イメージと違う」「雰囲気的には似ているけれど、モチーフ的にいろいろ違う」など、なかなかピンと来るものに出会えませんでした。
そこで「それならもう、自分で作ってしまえ」と思いました。
当時、CG制作スキルもほぼゼロなら、素材集も持っていなかったというのに…
我ながら思いきったチャレンジだったと思います。
(そして最初に仮で作った自作素材のヒドさがまた…↓。)
当初は、本当に簡単な素材しか作れませんでした。
2色の正方形を互い違いに並べて「市松模様」を作ったり、黒背景に黄色い円と黒い円を重ねて「三日月」を作ったり、アスタリスクで「花」を描いたり…
しかし、幸いなことにネットデビュー作の1つ「花咲く夜に君の名を呼ぶ」は、主要なモチーフが「夜」「花」「月」だったため、それで何とかなったのです。
自分は、小説ページのWebデザインをする際「モチーフ」と「イメージ」を重視しています。
上にも書いた通り「花咲く夜に君の名を呼ぶ」は「花」や「月」…
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「夢の降る島」の場合は「雪」と、それの降って来る「空」…
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「ブラックホール・プリンセス」は「宇宙(星空)」と「プリンセス(お城や、高級感あるイメージ)」…
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「青過ぎる思春期の断片(青春断片)」は「青空」…
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「恋愛群像ヒストリカ」は「歴史」のイメージで「古い羊皮紙」と「古いヨーロッパの図案」…といった風に。
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某有名テーマパークでは、アトラクションの「前」にも、その世界観に沿った内装を作り込み、列に並んだ段階からゲストをその世界に「導入」していますよね?
Web小説でも同様に、Webデザインから読者をその物語世界に導入できれば良いな…と思うのです。
レイアウトやデザインが予め決まっている小説投稿サイトとは違い、自作サイトなら「見た目」の自由がききます。
なので、そこを「イメージと違うデザイン」で妥協してしまったら「もったいない」と思うのです。
…もちろん、出来上がりは結局、制作スキルやデザインセンスによりますので、「100%イメージピッタリ」とまでは行かないのですが…
ですが、少しでもイメージに近づけようと試行錯誤する時間も、クリエイターにとっては「たまらない」ひと時です。
結局は素人のため、いろいろ「粗」はあると思うのですが…
デザイン含め、少しでも読者の方々に楽しんでいただけたら良いな…と思っています。