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ヘルプ(ガイド)の工夫←「サイトの見方が分からない」はユーザー離れ要因の1つ!
サイト制作で大事にしていることの1つに「ヘルプ(ガイド)の充実」があります。
なぜなら、ユーザー目線で他者様のサイトを巡っていて「ヘルプ(ガイド)が不親切なサイトって、意外と多いな」と感じるからです。
見方・使い方がよく分からなくても「どうしても使わなければならないサイト」だったなら、ユーザーは使わざるを得ません。
しかし、他に競合サイトが山ほどある「代替可能なサイト」だったなら、どうでしょう?
分かりづらい(使いづらい)サイトより、分かりやすい(使いやすい)サイトの方にユーザーが流れてしまうと思いませんか?
サイト運営者の中には、ユーザーの「入り」には敏感でも、「離脱」には鈍感な(気にしない)方々も多いようですが…
せっかくユーザーが入って来てくれても、それがボロボロ離脱してしまうようでは、意味がありません。
ユーザーを増やすためには「流入」だけでなく「離脱を防ぐ」ことも考えていかなければならないのです。
■ヘルプ(ガイド)はなるべく、そのページに置く
独自に行っている工夫の1つが「そのページのヘルプは、そのページに入口を置いておく」ということです。
大概のサイトでは、ヘルプ(ガイド)は独立して別コーナーになっていますが(そして入口はだいたいTOPページの端っこの目立たない場所にありますが)…
自分のサイトの場合、そのページの見方が分からない場合には、そのページにあるアイコンからヘルプへ跳べるようにしてあります。
TOPページなどの「離れた場所」だと、ヘルプの場所自体が探しづらく、ユーザーが迷ってしまうのではないか…という危惧があったのと…
単純に、そのページにヘルプ(のアイコン)があった方が、手間がかからなくて便利ではないですか?
自分のサイトは小説サイトなのですが、ヘルプ(ガイド)アイコンは大体いつも「小説ロゴ」の下のメニューバーの中にあります。
■ヘルプ(ガイド)はビジュアルも使って分かりやすく!
独自に行っている工夫その2が、ビジュアルを使って分かりやすく「見方」を図解することです。
文字だけでは「読むのが面倒くさい」「結局よく分からない」という方もいらっしゃるかも知れませんので…。
ただ、うちのサイトは機能が多く、全てを1つの画面で説明しようとすると、どうしてもゴチャゴチャしてしまいます…↓
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なので、アニメーションにして時間差で1つ1つ説明が出るものを作ってみたり…
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さらには音声付きの動画でガイドを作ってみたりなど、いろいろと工夫を凝らしてみています↓。
(動画は重くて容量を食うため、YouTubeにUPして貼り付けています。低スペックPCで出力しているため、画質が荒めです…。)
■ヘルプ(ガイド)にしておけば、ユーザーが気づかなかった機能に気づいてもらえる
ユーザー目線で様々なサイトを巡っていると気づくことなのですが…
ユーザーは必ずしも、そのサイトの機能・メニューの全てに気づいているわけではありません。
サイト運営者・Web制作者は、日々努力して「他サイトにはない自サイトの強み」を作ろうとしていることでしょう。
しかし、そういった機能面、システム面での「工夫」に、ユーザーは必ずしも気づかないのです。
気づかれなかった「他サイトとの違い」は、何の「強み」にもなりません。
ですが、ヘルプ(ガイド)などでその機能に触れておけば、ユーザーに「こんなことができたのか!」「こんな便利な機能があったのか!」と気づいてもらえる可能性があります。
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これは「他サイトとの差別化」というより、ただの「イースターエッグ」ですが…
(「花咲く夜に君の名を呼ぶ」もくじページヘルプ)
自分は別記事で、他サイト様(小説投稿サイト)の「これは良い」と思う機能・システム等をピックアップして紹介させて頂いたりもしているのですが…↓
その記事に対する反響に「あれ?この機能、こんなにも多くの人が気づいていなかったのかな?」と逆にビックリさせられることがあります。
(誰もが既に知っていることなら、記事のPVが上がるはずがないですから…。)
せっかく工夫を凝らした機能・システムなのに、気づいてもらえないのは「損」です。
何とか少しでもそれに気づいてもらえるよう「読者に気づいてもらえる工夫」をすることも大切なのです。