【キャリアコンサルタント】特性因子理論について
キャリアコンサルタントの勉強をしている中でぶち当たる壁、、、
私の中では理論家の名前と内容が覚えられないことです。
○○バーグさんとか○○ソンさん似たような名前に似た理論な名前。単純に暗記しようとすると似た者たちが脳内で合わさってごちゃごちゃになってしまうということばかり。ただ暗記しようとせず内容について整理して理解を深めようと思っています。
今回は特性因子理論に焦点を当てていきます。
パーソンズの職業選択理論
職業指導の父とも呼ばれているアメリカ出身のフランク・パーソンズの死後に彼の研究をまとめたものとして出版された『職業選択』の中で後に特性因子理論の原型となる見解が示された。
人それぞれ特性があって職業にも特性があるその特性がうまく合っている状態がいい職業選択であるということを提唱しています。
「自分に合った職につくのが大事」という考えとも言えるかもしれません。
そのためには①自分を知ること、②職業の特性を理解すること、③その2つをもとに選択しよう!って感じです。「マッチング理論」
丸いは釘は丸い穴にという言葉も有名です。「ペグの理論」
理論の背景
https://www.jil.go.jp/institute/siryo/2016/documents/0165_01.pdf
特性因子カウンセリング
アメリカ出身のエドムンド・ウィリアムソンは、パーソンズの職業選択理論の流れを汲み、1930年代に特性因子カウンセリングを理論化しました。これを特性因子カウンセリングと呼んでいます。個人の持つスキル・能力(特性)とそれぞれの職業に必要な能力・スキル(因子)をマッチングさせることで良い職業選択や職業適応をもたらすという考え方です。
ウィリアムソンは学生相談の基本的概念を作った人物であり、このカウンセリングを学生相談の中で用いて高い就職実績を挙げました。
カウンセリングの手順と過程
分析:主観的・客観的方法を用いてクライアントの情報を多く収集する。
統合:クライアントの特性の明確化に向け、情報を比較検討し要約する。
診断:クライエントの目立った特徴と問題点を洗い出し個人の特徴と職業や進路の諸条件を比較して、問題の原因を見つける。
予後:問題から予想される結果と適応の可能性を判断し、選択可能な行動や適応をクライアントに示唆する。
処置:現在及び将来において望ましい適応状況を得るために何をすべきか、クライエントと協力的に話し合う。
追指導:新たな問題が生じた場合に、上記ステップを繰り返す。
まとめ
現在でも多くの影響を与えている根幹の理論である。
適材適所というものに固執しすぎているとか個人と職業の関係を一面的・固定的・静的にとらえているという批判もあるが、一般職業適性検査(GATB)やアセスメントツール、学生向けのキャリアガイダンス・オリエンテーションなどにも活用されている。