サソリと仲よくなりたかった話
「 東京は元麻布、仙台坂上のこの辺りは古くからの屋敷町。」
中学時代の多感な時期、毎日練習していたフレーズです。
今でもめちゃめちゃ上手に言えます。
これは知る人ぞ知る、20年もつづいたTOKYO FMのラジオ
『サントリー・サタデー・ウェイティング・バー』の冒頭のフレーズですね。毎週土曜になると父と一緒にラジオを聴くためにドライブしていたのを思い出します。
当時わたしはラジオパーソナリティーに憧れていたんですね。
自分の部屋にテレビがなかったので、毎日FM-AICHIを聴いていました。一人でも終始ハイテンションで喋り倒すラジオの中の人(具体的にはFM愛知の黒ちゃん)になれたら、毎日楽しそうだなぁなんて漠然と考えていました。
「でもお前カツゼツ悪いじゃん」
「だ、、だれがカツデェスッ...!!」
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大人になった現在はたまに聴く程度。だけど突然、「ラジオって最高」な中学生の頃のチェリーな気持ちが急に燃え上がったりするときがあります。
進歩するハイテクコンテンツを無理して理解しようと頑張った反動か。「昔に戻りたいなぁ」とセンチになる軟弱な心のせいか。
なんでもいいんですけど、去年のある日燃え上がってしまった勢いにまかせて『仲良くなるラジオ』という自分のラジオをはじめてみました。
仲よくなるラジオ
仲よくなるラジオは、世の中のあらゆるものと仲よくなることを真剣に考える「愛と世界平和の実践型コメディ」です。
相方は同い年の柴田。宣伝会議の講座で知り合って意気投合して一緒にやることになりました。
内容は至ってシンプル。それぞれ「仲よくなりたいもの」を議題として持ち寄り、解決策を探したり、ゲストに相談したり、実際に体験してみたりするだけの番組です。
ちなみに名前の由来は、2人がまだそれほど「仲よくない」から。
「ラジオやっていきながら、仲よくなればいいか」という会話をそのまま番組名にしました。
・・・・
さて、本日第7回「ゲテモノと仲良くなる」を公開いたしました。
よければきいてみてください。
噂によると食糧難になったら虫とか食べるみたいですね。昆虫食が流行ってるともきいてます。いざその時がきた時、はたしてわたしは虫を食べ物として見られるのでしょうか。正直自信がない。
そんな一抹の不安をきっかけに「今のうちにゲテモノとも仲よくなっといた方がいいんじゃないか」と柴田に相談するところから始まります。
当日訪れたのは天王寺にある「種よし」さん。
ゲテモノと呼ぶのは失礼かもしれませんが、とにかく変わり種の食材
、、いや、ゲテモノが食べられるお店でした。
ヤモリ
サソリの素揚げ
アメリカザリガリ
はたして、わたしはゲテモノと仲よくなれたのでしょうか。
ゲテモノたちはわたしたちを好きになってくれたのでしょうか。
答えはもう、腹の中。
つづきはぜひラジオでも
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