感想 れんげ出合茶屋 泉ゆたか 出合茶屋は、江戸時代のラブホテルです。そこで発生する人間模様。
出合茶屋というのはラブホテルのことです。
求人があり行ってみると、昔、母親が奉公していたお嬢様が経営者だという
そこに、若い自由奔放な女中が加わり
店は、この女性三人でやります。
たぶん、今でもそうですが、女性だけでラブホテルを経営するなんて
ちょっと考えられない。
そこに絵描きの男が加わり、女三人と男一人のシェアハウス状態、実質は住み込みです。
そういう生活がはじまります。
そこで展開する性にまつわる
色んなエピソードの数々
お香という、今で言うとヤリマンの女中がいて
とっかえひっかえで男と寝る子なのですが
店の客と消えました
帰ってきた彼女の様子が変
行為の時、頭に袋をかぶらされていたとか
ようするに、ブスだから、やる気になれないから
そういう失礼な理由らしい
子供の時代から父親に虐待されていた彼女は、いつしかNOが言えない性格になっていたというのです。
だから男に誘われると、受け入れてしまう。
それにしても、顔に袋を被せるてするなんて人権侵害です。
この女性は、色んな女性と寝て評判になってる男と恋に落ちます
彼も相手を断れない性格で、生い立ちが似ています。
この二人ならと思っていると、彼が、まだ、浮気を続けていて
それで破局するのです
この男性は、女性と付き合うことで、色んなものを買ってもらうなどして生活しているホストみたいな人です。そういう人が、普通の女性と恋に落ちるのはなかなか難しいのかもしれません。
性について書いてある場面も多いのですが、そんなに下品でもエッチでもなくて読みやすい作品でした。
2022 12 20