《 仕事って、なんでしょうね。》 四話目
『夕幻、美しい仕事をしなさい』
わたしの恩人から頂いた、大切な言葉です。
いつでもわたしの中には、この “美しい仕事” とは何なのか?という問いが在ります。
まずは・・・
この “仕事” って、なんでしょうね。
ここから、始めてみましょう。
一概に「仕事」と言っても、一括りにはできないと思います。なので、こんな風に分けて考えてみました。
○ 食べていくための仕事
好き嫌いで選ぶわけではなく、生活をするために必要な金額を得られるかどうか、が重要になってくる仕事。お金を稼ぐための仕事。
○ 好きなことを仕事にする
文字通り、好きなことで相手にも喜んでもらえて、お金を稼ぐことができるそんな仕事。
企業など、自分で仕事を新しく生み出す感覚。
○ 夫婦やパートナーと一緒にする仕事
一人ではできないことでも、お互いを支え合う二人ならできる仕事。パートナーシップを深めるための取り組みでもあると思います。
夫婦の平和は、世界の平和。^_^ 笑
○ 人生をかけて取り組む仕事 / ライフワーク
好きとか嫌いという次元ではなく、ましてやお金という価値観では測り切れない、人生をかけて取り組む使命のような仕事。
その人にしかできない、唯一無二の仕事。
いかがでしたか? 自分にとって、
これは「食べるための仕事」
これは「好きなこと」
これは「ライフワーク」です、と。
明確化さえできていれば、「わたしが本当にしたい仕事はこれじゃないっ!」なんて、混同したり悩んだりすることも少なくなると思います。
どの仕事が良いとか悪いとかではありません。
全て、大切なお仕事です。
さて。それでは、話を元に戻しましょう。
わたしにとっての “美しい” 仕事とは、いったいどんな仕事のことを云うのでしょうか。
前回の記事に書いた “自分の中にある美しさ” を思い出しながら、言葉にしてみます。
わたしにとっての “美しい仕事” とは、
「自分に嘘をつかない。いつも素直で在り続ける」を実践するライフワークのことだと思います。
ここでさらに、“無添加書道” を考察する上で、美しい仕事の要素も踏まえて、改めて言葉にしてみたいと思います。
“無添加書道” とは、
「何も加えていない、総合芸術である書道を通じて、いつも素直に自己表現すること」
なんだか少しずつですが、無添加書道に近づいてきたように思います。
長くなりましたが、最後に。
これら様々な仕事に取り組む上で、全ての仕事に共通していることがあります。どんな仕事も、そこから始まります。
・・・なんだか、分かりますか?
つづく。
書を筆で書き表すこと。文章を指で打つこと。違いはあれど、同じく“書く”こと。書くことを、生業にしております。応援いただけたら有り難い限りです。