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新訳クトゥルー神話コレクション 何が掲載されてる?

 結論、初めてクトゥルー神話に触れる人も安心、読みやすいので初めてクトゥルー神話の作品に触れるならこれがオススメ。

 こんにちは、普段クトゥルフ神話TRPGで遊んでるものです。
 今回の記事は星海社から出版されている森瀬繚著の新訳クトゥルー神話コレクションについて、何が掲載されているかをまとめていきます。
 このシリーズの特徴として、個人的な感想ですが、他の翻訳よりも読みやすいと感じました。古めかしい言い回しが少ないです。また、クトゥルー神話コレクションはひとつのテーマに沿ったものが一冊に集まって掲載されていています。
 それぞれの作品について、翻訳によって題名が違う(「猟犬」と「魔犬」、「闇の跳梁者」や「闇をさまようもの」等)ことを考慮し、原題の部分も書いておきます。


「クトゥルーの呼び声」

▶ダゴン(Dagon)
▶神殿(The Temple)
▶マーティンズ・ビーチの恐怖(The Horror at Martin's Beach)
▶クトゥルーの呼び声(The Call of Cthulhu)
▶墳丘(The Mound)
▶インスマスを覆う影(The Shadow over Innsmouth)
▶永劫より出でて(Our of the Aeons)
▶挫傷(The Bruise)

▶関連地図…作中の描写を元に訳者が推測的に示すクトゥルー神話に関連した地図。アーカム、ダンウィッチなどの位置が実際の地図のどの辺にある(かもしれない)か書かれています。

「『ネクロノミコン』の物語」

▶無名都市(The Nameless City)
▶猟犬(The Hound)
▶祝祭(The Festival)
▶ピックマンのモデル(Pickman's Model)
▶『ネクロノミコン』の歴史(History of the Necronomicon)
▶住古の民(The Very Old Folk)
▶ダンウィッチの怪異(The Dunwich Horror)
▶アロンゾ・タイパーの日記(The Diary of Alonzo Typer)
▶アロンゾ・タイパーの日記[初期稿](The Diary of Alonzo Typer)

▶関連地図…「クトゥルーの呼び声」とほぼ同じ。

「這い寄る混沌」

▶ナイアルラトホテプ(Nyarlathotep)
▶這い寄る混沌(The Crawling Chaos)
▶壁の中の鼠(The Rats in the Walls)
▶最後のテスト(The Last Test)
▶科学の犠牲
▶イグの呪い(The Curse of Yig)
▶電気処刑器(The Electric Executioner)
▶自動処刑器
▶墳丘(The Mound)
▶石の男(The Man of stone)
▶蝋人形館の恐怖(The Horror in the Museum)
▶闇の跳梁者(The Haunter of the Dark)

▶関連地図…作中に出る現実の地図。アメリカのプロビデンス他、チベット、エジプトなど作中登場する場所。

「未知なるカダスを夢に求めて」

▶北極星(Polaris)
▶白い船(The White Ship)
▶サルナスに到る運命(The Door That Came to Sarnath)
▶ランドルフ・カーターの供述(The Statement of Randolph Carter)
▶恐ろしい老人(The Terrible Old Man)
▶夢見人へ。(To a Dreamer.)
▶ウルタールの猫(The Cats of Ulthar)
▶セレファイス(Celephais)
▶忘却より(EX Oblivione)
▶イラノンの探求(The Quest of Iranon)
▶蕃神(The Other Gods)
▶アザトース(Azatholth)
▶名状しがたいもの(The Unnamable)
▶銀の鍵(The Silver Key)
▶霧の高見の奇妙な家(The strange High House in the Mist)
▶未知なるカダスに夢を求めて(The Dream-Quest of Unknown Kadath)
▶銀の鍵の門を抜けて(Through the Gates of the Silver Key)
▶幻影の君主(The Lord of Illusion)

▶関連地図…現実の地図に当てはめた(インスマスなどの)架空の場所、カラーの幻夢境の外部世界の地図、そしてカラーの挿絵がある。

「宇宙の彼方の色」

▶彼方より(From Beyond)
▶家の中の絵(The Picture)
▶ハーバート・ウェスト—―死体蘇生者(Herbert West-Reanimator)
▶冷気(Cool Air)
▶宇宙の彼方の色(The Colour Out of space)
▶古の轍(The Ancient Track)
▶ユゴスよりの真菌(Fungi from Yuggoth)
▶暗闇で囁くもの(The Whisperer in Darkness)
▶魔女の家で見た夢(The Dreams in the Witch House)
▶戸口に現れたもの(The Thing on the Doorstep)
▶断章(未完成の作品2つ)

▶関連地図…作中に関わる世界地図と架空の地名の混ざったニューイングランド地方の地図、ラブクラフトによるスケッチを元にしたアーカムの地図。

共通で掲載されているもの

▶訳注(作品の中で出てきた単語の解説)
▶訳者解説
▶年表
▶索引

最後に

 あ、こっからは「新訳クトゥルー神話コレクション」とは関係ありません。この記事、2021年6月11日に最初に書いたみたいです。で、今2023年11月12日にとりあえず「宇宙の彼方の色」までやりましたが…2年かかりましたね…。この本、わかりやすいんですけど、1冊1500円+税とちょっと高いんですよね…。でも、一冊500ページで…1ページ辺り約3円と考えると安い気がしてきます。それに表紙も綺麗でいいですよね。こんなエモい話じゃないような…と思って見てます。
 あと、全てそろっているわけではないですが、「暗黒神話大系シリーズ クトゥルー」とかもまとめたいですね。ラブクラフト全集か、こっちかって言われると、個人的にこっちの方が読みやすく感じます。誤差ですが。

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無敵艦隊ガガドドン@クトゥルフ神話TRPG
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