長寿は無間地獄なんだって
すごく久しぶりに「インファナルアフェア(無間道)」鑑賞。
エンディングの《仏陀曰く「無間地獄に死は無い 長寿は無間地獄 最大の苦しみなり」》に物語の結末の救われなさも、自分の希死念慮も昇華される気がして、私はこの作品が好きなのです。
希死念慮といっても酷かった時期はとうに過ぎていて、いまは「生まれてきたくなかったな。でも生まれてきちゃったから仕方ないから死ぬ時まで暇つぶすしかないな」くらいの気持ちで生きているのだけど、一番気持ちが強かったときは、誰にも言えないタブーなことを考えてしまう自分を恥ずかしいと思ったり責めたりしたから、こういう《死ぬほうがマシだ》ってエンディングにちょっとホッとするんだろうと思う。
これからも孤独に罪を抱えて生きていかないといけないラウは、偽りのない人として死ねたヤンを「うらやましい」って思ってるんだよね。
ちなみに「インファナルアフェア」以外で好きなのは「マトリックス」と「インセプション」。
死んだほうがマシなのに生きてる私えらいな。まぁどうせこの世界は仮想現実だしな、という私の人生に対する希望が詰まった映画たち。