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ラジオってぶっちゃけどうなの?10回配信してわかったこと。
『ラジオを始めた』という話をすると、インフルエンサーマーケティング担当の友人に、『これからの時代、動画だよ。』なんて話をされました。
確かに、たくさんの人にリーチするには、動画のレコメンド機能とか、上手く味方につければ、拡散されるポイントはあるんだろうなぁ…と、某動画サイトのユーザーとしても正直感じるところは多かったりします。
ただ、それでもラジオをやりたくて、人を巻き込み、ラジオを始めました。(和也さん、ありがとうございます…!)
10回ほど配信して見て、徐々にリスナーさんが増えたり、SpotifyやiTunesでのPodcastの配信がきまったりしてきているところです。
改めて取り組んでみて、ラジオはラジオでのメリットというか、いいポイントはたくさんあった…!ということを実感しているので、具体的にまとめてみたいと思います。
おそらく、広い人にリーチしたいとは真逆で、深く、狭い繋がりを作れるキッカケになるのではないか?ということを感じています。
今まで以上に、『深く伝わる』状態になった。
もともと言語化や伝えることに対して苦手意識があったり、自己PRなるものが苦手なので、ラジオを始めたことによって、深く伝わっているという層が一気に増えた気がします。
文章だと、『わかります』『共感します』と言われるたびに、『ちょっと違うんだよなぁ…。』と感じてしまうこともあって、伝わることの難しさを痛感していたのですが、声だと同じ視座で会話してると実感することが多くて、今までの問題を解消してくれる印象があります。
(とはいえ、まだ、自分のクライアントさまや読者さまといった、近しい人からのフィードバックなのでなんとも言えないのですが、言葉にしづらいものの共通認識が一気にできたという体感があります。)
仕事の話だけではなくて、趣味や普段考えていることにリンクしてお話ししていたり、溢れてしまっていることが、良くも悪くも『ダダ漏れる』というラジオの特性のおかげなのでは?と思ってます。
1回が30分程度という、そもそも価値観が合わないと聞き続けられない媒体でもあると思うので(ちなみに、ちょい哲ラジオリスナーさんの平均滞在時間は57分らしい。何個も聞いてくださっているのですね…!ありがたや…!)、私にとっても安心安全な情報空間になっているなぁ…と感じています。
ラジオの感想からディスカッションになることも多くて、目的の『哲学するキッカケ』になっている場を体感して、あああ、これが理想形態よ…!と思っております。
数字でわかったやっぱり人気なテーマ。
普段の発信が自分1人では偏りがちですが、一緒にパーソナリティをしている和也さんと話すと、テーマが広がり、そして、それが数値に可視化されるんですよね。
私は、ついつい本質的なことに興味があったりするので、自分が発信するものも、狭くなりがちで。
自分が今までのラジオで1番、興味があり、私のテーマに近しいと思った記事が…まさかの、1番聞かれていないことが判明いたしました、1番聞かれているテーマの10分の1近くも違うという結果を目の当たりにしました…。
やっぱり人気なのは、わかりやすかったり、キャッチーなテーマだったりするので、リスナーさんあってのラジオなので、そのあたりについても私たちの視点からお話しするのは大事だよなぁと反省したり。
ちなみに、私が一番お気に入りのラジオはこの回です。あまりにもニッチとは分かっていますが…。笑 文化を作るとか、めっちゃ興味あるテーマです。
あと、数値化によって分かったのは、まさかの海外リスナーさんもいるということで、テンション上がって、モチベーションにつながったり。
iTunesのPodcastに上がってから数字が2倍以上伸びたことなどなど、プラットフォームの使用率なのか?なんだか、スゴイなぁ…と思った次第です。
難しいと思うところ。
難しいと感じていることの一つに、リスナーさんとのコミュニケーションがあるなぁ…と感じています。
コミュニケーションとなると、今はお便りフォームしかないのですが、私自身もラジオを聴くときは、基本メッセージを送らないので、わかる以外のなにものでもないのですが。
ただ、今いただいているものは、嬉しいメッセージとかもありまして、本当に心震えた…!(次回の収録で読ませていただきますので、お待ちくださいね!)
とはいえ、サイレントユーザーな私としては、この無言の関係性もありなのかな?とも思ったりしております。
ラジオを配信する人でぶち当たる壁は、『定期配信のつらさ。』という悩みがあるそうなのですが、普段から聞いているラジオの諸先輩がたが10年戦士がたくさんいらっしゃるので、その辺りはなさそうです。
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ちなみに、ラジオからの直接の売上や集客に影響があったのか?という質問ですが・・・・
これは、残念ながら全くありません。
直近の売上が欲しいからぶっちゃけどうなん?と気になってこの記事を読んだ方にとっては、手を出す媒体は、ラジオじゃないと思います。
『ラジオは文化を作る装置である。』ということを常々感じているのですが、その片鱗を体感しています。
知識を提供するとか、直接役に立つという世界線とは別軸での世界を構築しているので、まだまだ未知数ですが、私はこういった同じ視座で会話ができる人が増えるような場があると言うのは、すごく嬉しいんですよね。
とは言っても、まだ10回。
本当の意味で威力を発揮するのは、数年後だと思うので、また都度都度振り返ってみようかとお思います。
参考になりましたら幸いです。
ちなみに、ちょい哲ラジオ(仮)のリスナーさんは、みんな地球人でした。