吉祥文様 続き
日本の吉祥文様をご紹介します
【橘】長寿と子供のシンボル
【王朝風モチーフのグループ】
江戸時代に平安時代の貴族文化への憧れから人気になった
✳大河ドラマ 光る君へ を見ていると これらのものを見ることができますね
御簾(みす)…すだれ的なもの
几帳(きちょう)…布パーティション的なもの
檜扇(ひおうぎ)…ひのきの薄板を絹糸で綴じた扇の装身具
御所車(ごしょぐるま)…牛が引く牛車(ぎっしゃ)の乗り物部分
貝桶(かいおけ)…貝合わせの貝を入れる容器
✳貝合わせは貝を裏返して神経衰弱のようにペアを集める遊び 貝の内側に絵や和歌が描いてある
「光る君へ」 でも貝合わせで遊ぶ貴族の様子が描かれていましたね
熨斗(のし)…本来はアワビを薄く干した熨斗アワビのことで、幸福や末永い繁栄を表す
【宝尽くし】
打出の小槌 丁字 分銅 金嚢 宝巻 筒守 隠れ蓑 隠れ笠 方勝 宝珠 七宝などの宝物を描いている
(写真は私物の留袖です)
✳丁字とはスパイスのクローブのことなんですね 貴重なものだから宝物の仲間に入っていたのかもしれませんね
✳隠れ蓑(かくれみの)=透明マントなのですが
昔から透明になってみたいという願いがあったのかな~?と思うと面白いですよね
こちらの風呂敷の会社
有限会社 京都掛札さんのHPに
宝尽くしについての記事がありましたのでご紹介します
宝尽し─抹茶色|木綿風呂敷|風呂敷いろいろ 京都 掛札
http://www.kakefuda.co.jp/cotton_furoshiki/08_takarazukushi_greentea.html#shousai
【番外編】時代の特徴を持つ文様
⚪奈良時代…正倉院(しょうそういん)文様
代表的なもの
宝相華
花喰鳥
⚪平安時代…有職(ゆうそく)文様
代表的なもの
八つ藤の丸
立湧(たてわく・たてわき)
⚪室町~桃山時代…名物裂(めいぶつぎれ)文様
代表的なもの
有栖川
荒磯(あらいそ・ありそ)
写真でご説明できなくてすみません
検索で調べていただければと思います
たくさんの文様があって
それぞれに名前も意味もあって
面白いですよね❣️
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~読んでくださってありがとうございました♪着物や着付けのことを時々書いていきます~