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お手入れ&収納



友達と着物の話になると
お手入れと収納がたいへんでしょう?
と言われます

そうね…昭和的にやるとね…

昭和的とは
お手入れは悉皆屋さんに全て出す
着物や帯は
たとう紙に入れて桐のタンスに入れて
虫干しをして…

はぁーため息出ちゃいますよね

でも!
そんなにちゃんとしなくてもOK

もちろん良いお着物や高価なもの
大切にしたいものはちゃんとしましょう♥


【着物のお手入れはお金がかかる?】

お金をかけるか かけないかは自分次第です

◆絹の着物

まず 絹の着物はそんなに洗うものではないということなんです
洋服の感覚だと2、3回着たら洗いたいと思うかもしれませんが

着物は中に襦袢を着てから上に着るものですから洋服でいうとコートみたいなものです

なのでシーズンの終わりにクリーニングに出すイメージです

着物のクリーニングは【丸洗い】
という別名で呉服屋さんなどで季節の変わり目にキャンペーン価格で

3000円くらいでやっています

冬のコートなどと同じ感覚ですね

そしてたくさん着て(何年か)丸洗いしてもくたびれてきた場合

【洗い張り】をしてあらためて【仕立て】ます

ずっと大切に着ていきたい着物はこのようにお手入れしていきます

✳洗い張りは着物をほどいて反物に戻して洗うことです

◆木綿や麻やポリエステルの着物

これは自宅の洗面台などで洗えます
水をためて エマールを小さじ2くらい入れて

畳んだ着物を浸して 押し洗い数分浸けてから
水を替えて押してすすぐ

これを水を替えてもう一度します

洗濯機の脱水に1分かけてから着物ハンガーで干します

もしシワが付いた場合 
完全に乾く前にアイロンをかけるとシワが取れやすいです

✳麻といっても○○上布というような高級麻着物はプロにお願いしましょう


◆帯は基本的には洗いません

着た後に吊るして干しておきます
1日位干したらしまいます

どうしても汚れをとりたい場合は
悉皆屋さんに相談ですね

✳ポリエステルや木綿の帯なら
手洗いは可能かもしれません
やったことはないのですが…


◆長襦袢 

麻・ポリの襦袢はエマール手洗いです

絹の襦袢は
たかはしきもの工房さんの動画で見てからは
洗っています
✳留袖や振袖のセットの絹の長襦袢はクリーニングに出したほうがいいと思います




◆虫干し

特にしていません

まめに着物を着ることが虫干しの代わりになっていると思っています(笑)


【収納について】

親戚からお着物をたくさん頂いて
タンスに入らなくなり
収納を見直しました

タンスに入る方はそのままでよろしいと思います❣️

桐のタンス

大切な訪問着や留袖 振袖などは
たとう紙に入れて
桐のタンスや衣装箱に入れておくのがいいでしょうね
私もそうしています
たとう紙は古いものは取り替えました

✳帯用の少し短い たとう紙もあります
↓これは着物用


スチールラック

普段に着るものなら
いつも桐のタンスで保管しなくてもいいですよね

そこでクローゼットにスチールラックを設置しまして
たとう紙に入れた着物や帯ををのせています

✳明るいお部屋にスチールラックを置くことはおすすめしません
太陽光や照明による日焼け(変色)の可能性があります
何かカバーをするか暗い部屋に置くことをおすすめします

✳一段 空間にしておくのがポイントで
お出かけの準備のコーディネートができたら
前日などに
その棚に着物や帯 小物を載せておけます👍


押し入れ収納

半幅帯や名古屋帯は
押し入れの引き出しタイプのプラスチック収納に入れています

✳幅がぴったりなんです

名古屋帯は小さく畳めます


◆着物の写真をたとう紙に貼る

たとう紙に着物の写真をシールに印刷して貼ったら
たとう紙を開かなくてもわかりやすくなりました

①スマホで着物をどんどん撮影
②100均に売っているシール用紙に印刷
③たとう紙の紐のあるほうにシールを貼る

✳たとう紙の窓から見えるからわかるんじゃない?というご意見 あると思うのですが
良く見えない時があるんですよね
重なって陰になっていたりすると…

四角の部分がシールです
楕円は窓です

あの手この手で
着物を出しやすく着やすく
管理して行きましょう♥

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~読んでくださってありがとうございました♪着物や着付けのことを時々書いていきます~














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