東西線通勤ラッシュが緩和?



最近、地下鉄に乗る機会が増えました。日本で最も混雑する路線は、確か東京メトロ東西線だったように記憶しています。この路線は、千葉県のベッドタウンまで線路を延長してからさらに混雑が激しくなり、南砂という町が開発されたことで、さらに混雑が増しました。南砂から乗る人たちは、あまりにも混んでいて乗車できなくなる事態があったと覚えています。

最近、夕方のラッシュ時に東西線に乗っていると、以前ほど混んでいないことに気付きました。座ることはできませんが、ゆったりとしています。しかも、サラリーマンの数が減ったように感じます。在宅ワークが増えたのか、中高年がリタイアして就業人口が減ったのか、あるいはDX化とAIの活用で人手が必要なくなっているのかもしれません。

先日、大手書店で、大手企業がAIを活用して事業を効率化した事例をたくさんまとめた本を見かけました。この技術はかなり応用され始めているのだと感心しました。

ラージランゲージモデルにデータを読み込ませることで、人間が通常行っている仕事を任せられるようになるそうです。例えば、コールセンターのやり取りを学ばせると、人間の声で電話対応が自動的にできるようになります。実際に、予約や契約まで誘導できるかもしれません。特に優れているのは、クレーム対応です。クレーム対応で精神的に疲れてしまう人が多いと聞きますが、AIに任せることで「カスタマーハラスメント(カスハラ)」対策にもなるでしょう。

特に、高齢の男性の怒りは厄介だと言いますが、AIと会話することで、冷静で知的なAIに対して怒っている自分が情けなく感じるかもしれません。相手が人間かAIかわからないため、優秀なクレーム対応データを学ばせれば、AIも優秀な対応ができるようになるでしょう。

こんな優れた技術が万人にひらかれているのに、いまだに、電車にのって会社に通勤するといった習慣はひと昔の悪習になるのかもしれません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?