ワンちゃんと花束
あるお花屋さんでのできごと
お昼頃、40代の女性がお店に来ました。女優の吉瀬美智子さんのような清楚なひとです。
お店に入ると、完成されたアレンジメントをいくつも見比べていました。
自宅のキッチンに彩りが欲しいのか、何かの記念日なのか、いろいろと想像してしまいました。
15分ほど迷っていましたが、なかなか決まらないようで、店員さんに声をかけました。
「お友達のワンちゃんが昨日亡くなってしまったんです」
「私もそのワンちゃんを可愛がっていて、友達も悲しんでいるので、供養のための花を供えたいと思ったのですが、どんな花が良いのか迷っていました」
いろいろと話を聞いているうちに、2つの可愛い花束にしぼられました。
「こっちに決めようかな?」
そう言って、その花束に決めました。
きっとワンちゃんは、そのイメージから茶色で女の子のトイプードルなのかな?と想像しました。
友人のワンちゃんのために花束を購入したこの女性の優しさに感動しました。きっと虹の橋を渡ろうとするワンちゃんも、飛び跳ねて喜んでいることでしょう。
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