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クスノキ
木には神霊が宿っているような気がします。
昨日、福山雅治さんが故郷の長崎を歩くという番組がありました。その中で、長崎で原爆に被爆したクスノキが、熱線と熱風で命の灯火が消えそうになりながらも、新芽を吹き返し生き延びたことが紹介されました。その姿が、長崎の人々の生きる希望となったそうです。
山王神社には、立派な対のクスノキが今も壮観に長崎市街を見守っています。
福山さんは、上京し大成する前に、このクスノキに寄り添ったことがあるとおっしゃっていました。きっと悩みや、これからの自分の夢を語ったのかもしれません。
樹齢500年のこのクスノキは、坂本龍馬や岩崎弥太郎、勝海舟などの偉人たちの悩み事も聞いていたのかもしれないと思うと、とても感慨深いものがあります。
その思いを込めて作られた「クスノキ」という楽曲は、今では長崎市民の愛唱歌になっているそうです。
クスノキの神霊によるお導きかもしれません、新芽から歌という形でこれからもずっと語り継がれていくのだと思うと、とても神秘的な気持ちになりました。