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ヨーダになりたい!

NMNの話題になった。ニコチンアミドモノヌクレオチドという、長い名前の略なのだが、NAD+という物質を導くものらしい。これは細胞のエネルギーや遺伝子の修復に関与しているようです。サーチュイン遺伝子は、この酵素を活性化させ、細胞の老化を抑制する効果があるといわれています。

その方は「老化は病気だ」と述べ、これを摂取(点滴で行うらしい)すると老化が止まると言っていました。彼は初老のおじさんだったが、確かに若々しく、「40代と言われても違和感がない」と思えるほどでした。

説明によると、老化の防止はできるが、浦島太郎のように若返ることはないとのこと。

何かの本で、サーチュイン遺伝子は人類が危機に陥ると発動する、という説明を読んだ記憶が蘇りました。例えば、極度の飢餓状態で感染症にかかると生命の危機になるため、この遺伝子が発動して免疫力を向上させる。極寒地で人体に危機が迫ると同様の作用があり、人体の潜在的な力を引き出すようです。

そういえば、アメリカの国立公園で足を骨折した人が、人里離れた場所にいて、おそらく携帯電話がない時代だったと思うのですが、生命の危機に直面したとき、なぜか歩行が可能になり、自力で帰還したという話を読んだことがあります。(捻挫かもしれません記憶が不確かです)

「火事場の馬鹿力」とでも言うのでしょうか。このような事例は意外と多くあります。そう考えると、食べ過ぎ、飲み過ぎ、エアコンで快適な環境に常に座っているような生活は、この遺伝子が最も嫌悪する状態なのかもしれません。

ハゲネズミという非常に長寿の齧歯動物がいますが、研究者たちはその仕組みを調べて人類に適用しようとしているようです。もしかしたら、人生100年時代から、スターウォーズのヨーダのように900歳近くまで生きられる時代が来るかもしれません。まさに世紀の寿命です。

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