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わたし物語14(後編)

attention 自殺や自傷行為のトピックが含まれます。
ご自身の責任においてお読みください。







わたし物語(中編)に

自分の死に方を選べる社会になってほしい

と記載したが

あくまで要件をみたした患者に限り、

複数の医師、看護師、カウンセラー、

ソーシャルワーカー、弁護士のチーム等で

当たること。

また、チームやご家族をケアするカウンセラー

も必要だ。

「医療の提供を受けなければ生きられない患者に

死の自己決定を迫る危険性」

が出てくる懸念があるので、

人権を守り、本人の意思が尊重される社会

にするために、安楽死・自殺幇助を法律で

認められている国を参考にして制度を作って

ほしい。

最後に、

私がスイスで安楽死を希望しても要件を

満たされないだろう。

うつ病には世界的に治療ガイドラインが

決められていて、次々に新薬も開発されている

「うつは心の風邪」と言われた時期があったが

精神科へ受診するハードルを下げるためで、

風邪のように2,3日で治るものではない。

私の場合、早期に受診したが17年間、続いて

重症だ。

幸い、私は精神科の先生と信頼関係を

築けて治療を継続してきた。

17年間(遠方へ転居していた時期が

3年程あったが、転居先の精神科に通っていた

(こちらの医師とは信頼関係が築けなかったが、

継続して服薬するため指示通り治療を続けた)

繰り返す波に何度も苦しみから逃れたいため

死にたいと思った。

その中で、

くらんけさんの「私の夢はスイスで安楽死」

に出会うことができた。

自分が小さな世界で暮らしていたことを

教えてもらった。

くらんけさんから勇気をもらった。

現在、自殺企図があるため精神科の閉鎖病棟に

入院して2ヶ月、波は少し穏やかになった。

また波がきたら「死にたい」と言って、

入院する事になるだろう。

そのときは、くらんけさんのご著書

「私の夢はスイスで安楽死」を思い出して、

「安楽死に夢見てもいいよね」と

自分の気持ちを少し落ち着かせることができる

ような気がする。

「私の夢はスイスで安楽死」をご執筆いただいた

くらんけさん、本当にありがとうございます。

そして、最後までお読みになってくださった

読者の皆さま、ありがとうございます。




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