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あなたの人生を左右する「いらない信念」を脳から捨てる方法|『一瞬で自分を変える法』(アンソニー・ロビンズ)【読後】

「働きっぱなしの1千万円よりも、週4日6時間の600万円」を目指す、Local_ビズ探求者KMです。
「モチベーションがずっと続く働き方にしたい」というテーマで活動しています。
今回お話したいのは、

「脳にあやふやな命令を出さない、”いらないもの”はいらないと自分に宣言する」です。

こちらは、『一瞬で自分を変える法』(著:アンソニー・ロビンズ、三笠書房、邦訳版2006年(文庫版2012年))(原題『Unlimited Power』、1986年)を参考にしています。

本書は出版が古いものの、「自分の人生に制限を設けない」という基本的な考え方が押さえられた、現在も役立つ内容です。
じっくりと読むと、邦訳タイトルが「一瞬で変わる」とありますが、実際には、日々の実践の積み重ねを通して自己変革を促す内容であり、邦訳タイトルはある種誤解を招くものかもしれません。
ただし、自己変革の基本について幅広く扱っており、参考になる部分が多くあります。

1.こんな悩みをもつ方へ

今回の内容は以下のような悩みを抱える方に向けたものです。

  • 現在が成長のない停滞状態にあると感じる方

  • 今の仕事がむなしい作業の繰り返しで、やりがいや没頭をちっとも感じない方

  • 仕事や他人の事情に引きずられて悩んでいる方

2.この記事でお届けしたいこと

この記事でお伝えしたいことは、

「脳にあやふやな命令を出さない、”いらないもの”はいらないと自分に宣言する」

との重要性です。なぜこれが有効で大切なのか、次の三つの理由で説明します。

3、三つの理由

1:信念は脳の司令官である。

『一瞬で自分を変える法』では、脳の仕組み、特に信念の役割について次のように説明されています。

 私たちは、日々外界からさまざまな刺激を受けるが、信念が私たちが世界を認識する際のフィルターの役割を果たすもので、事前に定められ、系統立てられている。
つまり、信念は、脳の司令官である。

『一瞬で自分を変える法』文庫版、P.72

(引用例の実験は、)
いずれの場合も、結果を大きく左右したのが「何を信じていたか」である。一貫性のあるメッセージを脳と神経系に送り続けることで、メッセージは信念に変わる。

『一瞬で自分を変える法』文庫版、P.75

このように、日々自分に送るメッセージが信念となり、信念が日々の発言や行動に影響を与えるというループが存在します
そして、「繰り返し送り続けるメッセージ」だけが信念に変わり、一時的なメッセージは消え去ります。
このループを利用することが、自己変革の大前提になります

2:"いらない信念"はいらない

当たり前のことのようですが、これは自身の信念にも当てはまります。

もしあなたが、日々の仕事や生活に成長が感じられず、むなしい作業の繰り返しだと感じるならば、他人から「こうあるべき」「これが大切」といった意図に反した信念が無意識に刷り込まれている可能性があります。

その信念があなたに幸福をもたらしていないのであれば、それは今のあなたや環境には合っていないものです。
したがって、その信念は「いらないもの」として手放すべきなのです。

3: 頭の中の信念は整理されていないことが多い

ほとんどの信念は、自分が意識しないうちに経験や他人の言葉などから形成されています。
そのため、多くの人にとって「信念について整理されていない」状態が通常です。
しかし、意識的に信念を整理しないと、古い信念と新しい信念が対立し、変化が妨げられることがあります。

そこで、不要な信念について「いらないものは、いらない」と明確に自分に宣言することが大切です。

4.実践してみること:「いらないものはいらない」と自分に宣言する:「”いらないもの”はいらないと自分に宣言する」

不要な信念や目標にそぐわない信念を見つけたら、「いらない!」と自分に宣言して手放しましょう。
例えば、私は次のような感じで自分に対して宣言をやっていました。

  • 思いつきで言う、上司の言葉に付き合う必要はない

  • 私自身の健康と時間を削ってまで残業はする必要はない。

  • 残業を前提に作っていた仕事の進捗はやめる。

  • 自分の人生に深い充実感をもたらさない仕事は、長期的には手放す。

その時も、「●●だったらいいな」や「●●が大事かも」などの曖昧な表現ではなく、「いらない!」と明言するほうが、新たな信念に変わりやすくなります(前述した脳の仕組みに基づく効果です)。

このように、「脳にあやふやな命令を出さないため、”いらないもの”はいらないと自分に宣言する」ことを繰り返し、苦しみを生む信念を手放し、
より生きやすい信念に変えていきましょう。

他人の価値観に基づく「押し付けられた信条」を手放し、自分に合った生き方を追求する必要がある、という点では下記もぜひ参考にしてみてください。


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