ため息小咄8 社会という機械にあなたという歯車は必要不可欠

要領よく
卒なく仕事を
こなしていく
人がいます

1を聞いたら
10にも
100にも
返してくれる

そんな人は
頭もよく
常に
先の先まで
見通せているのだろう

羨ましい限りだ

私はというと
要領もよくなく
常に不器用
俗にいう
鈍臭いやつだ

そんな
鈍臭いやつでも
社会の中で
生きていける

けれど
周りを見たら
器用に
世間を渡っている
人たちだらけ

そもそも
スタートラインが
違うわけ
見ている景色が
違うわけ

そんな人たちと
自分を
見比べる事自体
おこがましい

それでも
社会はあなたを
必要としている

私は人よりも
鈍臭いので
人より早く
行動するように
している

昨今の
働き方には
そぐわないが
私がみんなに
追いつく方法は
これしか知らない