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ここまでの石破内閣を振り返る

 どうも皆さん。ラバハと申します。アラフィフ氷河期世代のオッサンで、文化批評なんかを書いてます。

 石破内閣発足より数日経ちました。組閣人事、所信表明、衆院解散、選挙公認問題、経済発言など激動の数日間でした。全てのイシューで両側からの綱引きが可視化され、組閣してから石破総理は綱渡りの運営といったところでしょうか。

これまでを振り返ってみましょう。


選挙までの経済の見通し

そもそもマーケットは、はじめから石破氏が勝利したことにアゲインストしていました。円は高く振れ、株価も下がり、まずマイナスからのスタートであったことは否めません。

 実質、幹事長の森山内閣だと揶揄されるように、森山氏周辺よりその火消しを促されたのではないでしょうか、日銀へ低金利政策の圧力とも言われる発言をし、株価をなんとか取り戻しました。IMFから金利を上げるよう言われましたが、選挙が終わるまでは金利据え置き、株高は続きそうですね。アメリカも金利を下げなかったので、円売りは進行するとの見通しです。更に今度のイスラエルとイラン、ヒズボラとの戦争の影響でエネルギー費やコストプッシュインフレはありそうです。


自民党の力学

次の所信表明では、自民党力学による骨抜きが顕著に見られました。この辺から有権者はやはり石破内閣に、自民党を自浄する力はないと見られたと思います。

 そして早々の解散宣言で、更にその方向へと流れましたが、森山氏からすればこれが定石です。無駄に伸ばすことは議席を減らすと判断してのある意味当然の選択だと思います。

有権者の反発

 しかし裏金議員の公認、比例重複の発表がとどめを刺しました。自民党のロジックではもう別の公認を立てるのは間に合わないということでしたが、これには有権者が反発しました。

 裏金議員が自民党公認で小選挙区で立候補し、例え負けたとしても比例復活できるとなれば、流石に国民も黙っていません。

 この反発に対し、石破総理は、公認をとりはずし、裏金議員については非公認とすると発表しました。


今日のまとめ

 恐らくここが石破総理の分水嶺だったかもしれません。確かにここで公認を認めたら、自分自身が自民党の力学の中に呑み込まれると思ったかどうかは分かりませんが、なんとか踏ん張った、という感じでしょうか。

 しかし、非公認となった議員との溝は深くなり、旧安倍派への風当たりは増すばかりです。

 今後は、各選挙区を注目して見たいですね。
今度はここまでです。
最後までお読みいただきありがとうございました。


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