ベートーヴェンの葬送
どちらかと言うと1番や悲壮のような激しい曲が続くベートーヴェンの初期中期作品の中で、私はこの曲がすごく異質に感じられる。
後期のソナタに通ずる何かを感じる。
学生時代はどちらかと言うと激しい曲が好みだったから、当時は見向きもしなかったけど、30歳になる今になってこの曲は弾いておけばよかったと思う
1楽章の変奏曲はわかりやすいけれど、1音1音に神経を使うこと間違いなく、いつのまにか呼吸を止めて聴いている
一度生演奏で聴いたことがあるが、最初の1音で涙が出てきた記憶がある
個人的にはピアノの上手下手はテクニックを見せびらかすものではなく、こういう曲をいかに美しい音で弾けるかによるものだと思っている
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