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甘く辛く、柔らかく舌を包む このはどん

木の葉丼

名前からはどんな丼なのか想像がつかない。
初めてこの名を聞いてどんな丼か当てられたなら、
あなたは天才です。

***

お昼はうどんかそばにしようかなと、
蕎麦屋さんに入ったはいいものの。
思い返せば一昨日の夜はうどんを食べたのだった。

ということで
方向転換して丼メニューをチェック☑️

たまご丼は美味しいけど、
もうちょっと愛想のあるものを食べたい。
しかし気分的に親子丼でもカツ丼でもないし…

そこで目に飛び込んでくる
木の葉丼!

メニューを見たことはあるし、
おそらく食べたこともある。
しかしどんなどんぶりだったか思い出せない。

何が入ってたのか…
揚げとネギと玉子だったかな?

揚げは私の大好物のひとつ。
木の葉丼=揚げが入っているどんぶり  という推測は
完全に、揚げを食べたい私の希望的妄想なのである。

よーし、木の葉丼に決めたー!!!


数分後、私の目の前に現れたどんぶりには
揚げもネギも入っていませんでした☺️

しかし、たけのこが入っている!!嬉しい!


***

ご対面後、わたしの妄想 木の葉丼イメージを正すべく、
結局のところ、木の葉丼とは何者なのかを調べる。

木の葉丼(このはどん、このはどんぶり)は玉子丼の一種であり、薄く切ったカマボコやシイタケを具材に用い、彩りに三つ葉やネギを加えるのが特徴である[1][2]。主に関西で食されており[1][2]、安価でうどんとの相性も良いのでうどん屋の定番メニューとなっているほか、家庭料理としても食される[2]。その一方で、関西以外の地域での知名度は低い[1][2]。

Wikipedia

そーなの!!!
あなた、関西の子だったのね!!!!
急に高まる親近感。

木の葉丼の正体を知り、スッキリしていざ実食。

THEお蕎麦屋さんのどんぶり!と言う感じの、
甘辛いお出汁を吸った卵とごはん。
個人的にはもう少し醤油辛くない方が好きだけど
これはこれでとても美味しい。

丼の卵は、なんとも言えないふよっとした感じに
なっているのが美味しいよね。
出汁を含んで、纏って、一層柔らか。

ちょっと湯葉のような薄さのところがあったり、
とろりとした塊のところがあったり、
食感の差異が楽しい。

かまぼこの他に、椎茸、筍、三つ葉。
どの具材も卵とご飯ととっても合う。

かまぼこのプリッとした食感、
椎茸からこれでもか!!と染み出す出汁
たけのこのシャキッとした歯触り。

そして三つ葉の香りで爽やかな心地に。
お吸い物もだけど三つ葉が入ると
香りで料理が一気に格上げされる気がする。
緑もアクセントで綺麗。

胃に優しいけど満足感もある、
この日の私にちょうどいいお昼でした。
ごちそうさま!

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