自分のコントロールできることにフォーカスする

ストレスの9割は『手放せる悩み』。視点を変えれば、もっと楽に生きられる。

おはようございます。さて、私の講座の中でも、多くのリーダーたちと話してきましたが、みなさん共通して抱えているのが「どうにもならないこと」に心を奪われ、疲れ果ててしまうことです。

例えば、
・突然の方針転換で業務が増えた
・上司の機嫌が悪く、評価が不透明
・職場で人間関係の雰囲気がギスギスしている

こうした状況に直面すると、つい「どうして自分ばかり…」と感じてしまうかもしれません。しかし、そのストレスの大半は「手放せる悩み」なのです。なぜなら、変えられないものを握りしめているからこそ、苦しくなるのです。

🔶手放せる悩みとは？
手放せる悩みとは、「自分の力ではどうにもできないこと」に関する悩みのことです。私たちは無意識のうちに、変えられないものに執着し、気を揉んでしまいがちです。しかし、そのエネルギーを「変えられること」に向けることで、驚くほど気持ちが軽くなります。

何かに悩んだとき、その問題は「自分で動かせること」なのか、それとも「自分ではどうにもならないこと」なのかを整理してみましょう。

🔶手放せる悩みの例
・他人の評価 → 人の評価は変えられないが、自分の努力は積み重ねられる
・会社の方針変更 → 組織の決定には口を出せないが、柔軟に適応する工夫はできる。
・同僚の態度 → 相手の性格は変えられないが、自分が誠実に接することは選べる。
・職場の人間関係の噂 → 周囲の会話を操作することはできないが、自分が関与しない選択はできる。
・天候や通勤の混雑 → 天気や交通状況はコントロールできないが、早めに出発することで影響を減らせる。
・部下のやる気 → 人の気持ちは変えられないが、伝え方や関わり方を工夫することはできる。
・取引先の反応 → 相手の決断は変えられないが、誠実な対応と準備をすることはできる。
・家族や友人の考え方 → 他人の価値観は変えられないが、自分がどう関わるかは選べる。
・過去の失敗 → 過去は変えられないが、そこから学び、今後の行動に活かすことはできる。

このように、手放せる悩みを意識して整理することで、「変えられること」に集中できるようになります。

視点を変えるだけで、ストレスは激減する

例えば、仕事が増えたとき「こんなにやるのは無理だ」と感じるのではなく、「今できる最善の方法を考えよう」と意識を変えるだけで、気持ちはぐっと軽くなります。

また、同僚の態度が冷たいとき、「嫌われているのでは？」と悩むのではなく、「今、自分にできることは何か？」と考えれば、相手に振り回されずに済みます。

手放すだけで、心は驚くほど軽くなる

あなたが今、抱えている悩みの9割は…。