
京都を歩こう 10 北野天満宮
これもまた何年か前になりますが、嵐電に乗り、北野白梅町で下車、

下車して、すぐに何やら面白いものが目に入ってきました。ただ最近はもうリニューアルしてしまったらしく、この提灯の連なりはもう見れないんでしょうかね。なかなか印象的でしたね。もう見れないのはちょっと寂しい気がします。
さて、北野白梅町の駅から歩いて10分ほどやってきたのは、

この日は市がだっていてなかなか賑やかでしたね。梅の花も満開で、出店で賑わっている本当にお祭りのような日でした。
北野天満宮は、菅原道真公を御祭神としておまつりする全国約一万二千社の天満宮、天神社の総本社です。
天神信仰の発祥の地であり、親しみをこめて「北野の天神さん」、「北野さん」と呼ばれています。

北野天満宮の三の鳥居と楼門の参道にある、“なで牛”です。撫でた場所がよくなるというので、毎回頭を撫でてます。もうそろそろまた撫でに行かなければならないかもしれません。

舞の奉納を見ることができました。北野天満宮には何度も来ているのですが、このような舞の奉納のは初めてで新鮮でした。

北野天満宮の楼門はいつ見ても立派ですね〜、また手前にある白梅がいい具合に咲いてくれています。天満宮は何箇所か行っていますが、やはりこの北野天満宮の梅はただの梅園とは何か違う威厳みたいなものを感じますね。言葉ではうまく形容できるものではないですけども、京都盆地ならではのこの湿気帯びた空気が理由なのでしょうか、白梅も紅梅もそれぞれに鮮やかに目に映るのです。
北野天満宮と言えば、あの歌ですよ。京都から大宰府へ左遷された際、自邸の梅の木に「東風吹かば匂ひおこせよ梅の花あるじなしとて春な忘れそ」と歌った。太宰府天満宮にも行ったことあり、なかなかよかったのですが、個人的にはやっぱり北野天満宮が素敵だなぁと思います。


この燈篭はマリア像の彫刻があるというのですが、どこがどうなのか正直さっぱりわからないです。手前にある紅梅がきれいですね。
この日は宝物館に入りました。
入ってすぐに目に入るのは、

加藤清正が北野天満宮に奉納した鏡と言われています。四国の本州の間がだいぶ距離があるように見えるのは昔の人の感覚だろうと学芸員の方が話されていました。確かに40キロ離れていれば対岸はみえないので淡路島や九州との距離を考えると体感はそんなものかもしれませんね。


平安時代に作られた太刀で源頼光の家臣である渡辺綱が、自分を連れ去ろうとした鬼の腕を斬り落としたという伝説にちなんで名付けられたとか。
源氏縁の刀で源頼朝や新田義貞らの手を経て、最上家の家宝として受け継がれ、最上氏が没落した際に北野天満宮に奉納されたのだそうです。
他にも様々な文化財が展示されていて、なかなか見ごたえがありました。
今年は寒くて梅はまだまだ蕾みたいですね。今年ももう少し暖かくなったら梅を見に行きたいと思います。
続く