天国で結婚できない
ラブロマンスというか、心中に臨んでの二人のやりとり、「この世では結ばれなくとも、天国では結ばれようね」
現世での困難で二人は結ばれなかったが、死して天国では必ず夫婦になろうと誓いあったのだろう。
ところが問屋がおろさない。
聖書に曰く
「天国では男は娶らず、女は嫁がず」
これは男女の婚姻、契(ちぎり)の否定である。
これの意味するところは聖書に委ねるとして、3つの解釈がある。
1. 天国には女はいない(男社会である)
女は罪深く、天国には行けないから
2. 天国では男はいない(女社会である)
男は罪深く、天国には行けないから
この2つの説は、相反しているから面白い。
クリスチャンの友人に言えば、大笑いするか、不快感を露骨に示すかどちらかだろう。
カトリックにもプロテスタントにも非常に親しい友人がいた。試して見ようにも、全て異界に行ってしまった。以来、すごく寂しい日々を送っている。
もう一つの説がある。
3. 天国には聖職者はいない。
言わんとするところは分かるだろう。
神父だろうと牧師だろうと、彼らに天国の門は閉ざされている。
牧師に友人がいるのだが、流石にこのオチは伝えられない。
決して笑いはしないだろうが、怒りもしないかも知れない。
しかし、関係は致命的な断絶をもたらすだろう。
アーメン
PS:聖書の文句は創作ではない。ご確認あれ。