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#070 生成AIによる会議の議事録作成(実録編)

皆さんお勤めの企業では、会議の議事録って取ってますかね?私が勤める会社は取る会議と取らない会議があります。楽して議事録を作成できないかなぁと思って、オンライン会議の録画から議事録の作成までを、ツールを使って試してみました。とある勉強会の録画で社外に出しても問題ない内容なので、その手順を実践紹介します。

まずzoomやmeetの録画ファイルとプロンプトを同時にChatGPTに投げてみます。

ChatGPTに動画ファイルとプロンプトを投げます

そしたら、このような応答が。

音声ファイル(mp3)までは作ってくれました

動画ファイルからいきなり議事録まで生成するのはちょっと難しいようです。動画ファイルから音声ファイルに変換してくれたので、そちらをダウンロードし、音声を文字起こしするツールを使うことにします。mp3ファイルを作るのに要した時間は数十秒でした。

・TurboScribe
https://turboscribe.ai/ja/

こちらの文字起こしツールは音声ファイルをアップロードしたらテキストデータに変換してくれます。1日3本までは無料で使用でき、その先は有料になるみたいです。

文字起こし完了

文字起こしされました。こちらも数秒で終わりました。漢字の変換ミスがところどころありますが、気にしない。まぁまぁ見事に文字起こしで来てると思います。なかなかすごいです。こちらをテキストファイルとしてダウンロードしました。

メモ帳で開くとこんな感じ

33分ほどの会議録画で、7900文字のボリュームでした。TurboScribeは30分以上のファイルの文字起こしは有料プランにしないといけないみたいで、最後の数分がとぎれてしまいました。

ここまでは生データなので、修正は入れずに、加工データにしていきます。

ChatGPTにテキストファイルとプロンプトを投げます

生成AIの出番。文字起こしのテキストファイルをChatGPTに投げます。

議事録ができました!

すっきりまとめてくれました。講師の名前が抽出されていてすごいです。アウトラインプロセッサは生成AIの得意分野ですね。ここを人間の代わりにやってくれるのはとても助かります。

要約もできました。さらに膨らませてみました。

ちょっとだけ壁打ちして調整してから、最終のチェックは人間が行います。うん。正しくまとめられています。会議の内容を思い出せるほどの精度で、議事録と要約作成ができました。人間による修正は不要でした。

ちなみに私が勤める会社のある会議では、会議をしながらGoogleドキュメントに会議の参加者複数人で同時編集するスタイルを取っています。会議の参加者誰もが書記になり、聞いてるだけの人はいなくなるという点は良いと思います。この方法だと、会議が終わったと同時に議事録は完成します。AIに頼らない人間による議事録作成は、現時点ではこの方法が最適解かな。

最後までお読みいただきありがとうございました。スキ、フォローをどうぞよろしくお願いします。

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