これくらい覚悟してチャレンジしてますよ、という話
コロナ前、12軒あったお店を11月30日までに7軒閉めました。
当然、退去となると3ヶ月とか6ヶ月前告知の義務が発生するので、8月までに全ての決定をしていました。
12月の忘年会を前に閉める、という判断をするのはとても勇気がいりました。
体で言うと。そのままだと死んじゃうから、体を半分以上切り取って生き残る、という覚悟をしたわけですから、当然ですよね。
今でこそ、判断は間違っていなかった、と確信できていますが8月時点では、年末にはさすがにだいぶ収まって、コロナの鬱憤で忘年会は盛り上がるのでは? というような意見も同業者との会話の中ではありました。
各、大家さんからも
「あと少し、がんばってもらえませんか」
「忘新年会を前に閉めるのは、もったいないのでは」
と言ったご意見もいただきました。
たしかに勿体無い気はしましたが、大型店ばかりだったので、団体の宴会需要はこのまま自然と淘汰され、どんなに回復しても7〜8割しか回復しないだろう、という読みでした。
7〜8割じゃ……赤字なんです。
もちろん7〜8割でも黒字にするための努力はできたと思います。
それは『構造を変える』(何かを削る)ということですね。
でもそんなの……絶対嫌だと思いました。
コロナにやられるだけやられて、あとはゾンビ(会社)と化して延命だけするなんて、楽しくも何ともありません。
どうせなら、そこからまた新しい何かを作り出して、ワクワク仕事をしよう、コロナに反撃しようと決めて、踏み切りました。
僕、大量閉店(規模に対して)って人生で無駄に2回目なんですが……閉める期間って本当に大変なんですね。体力とかじゃなくて精神的に。
閉店作業ってどんなに頑張っても1にならないんです。マイナスを0にするだけの作業です。
誰からも喜ばれません。
「すいませんすいません……」と頭をひたすら下げるだけの日々です。
大家さんの中にはおじいちゃんやおばあちゃんも…おられました。
「ウチが抜けて大丈夫なのかな」なんてことも心配になってしまいます。
職を失うアルバイトの子達もたくさんです。
でも全て、ただただ僕の力不足、です。
力がないということは、本当に罪な事だ、という事をひたすら実感します。
でも僕、心だけは絶対折れないんですよね…。それだけは自信があります…。
とにかくいろいろ失いましたが、無事に整理は終わりました。^ ^
あとは。
同時進行で進めていた「新鳥栖『道の市場』」に集中するだけです。
もちろん新しい試みなので、乗り越えないといけない壁はたくさんありますが、閉店作業とは全く意味が違います。
ここからは0→1です。
マイナスから0ではないだけで、どれだけ毎日楽しいことか。
新しいことをする時は新しい仲間(共犯者)も増えます。^ ^
みなさんと一緒に新しい価値を生み出すことができるよう頑張ります。
引き続き、一緒に盛り上げでくださる方(テナント)を募集していますので少しでも気になる方はご連絡ください。^ ^