読了【などらきの首】
仕事の休憩を中心に次から次へと本を読んでる。
澤村伊智さんふの本が楽しい。
などらきの首。
「ぼぎわんが、来る」「ずうのめ人形」ときて「などらきの首」
知らない言葉なのに、耳に残る。
この本自体は短編集。
でも、真琴ちゃんも野崎さんも出てくるし、などらきの首は、真琴ちゃんと出会う前の野崎さんのお話だったりして、こういうの好きなんだよなぁ。
レギュラーキャラクターの過去とか面白い。
全部の話が、短編なのにちゃんと今までの本と繋がっているのがほんと良いよね。
澤村伊智さんの書く物語って、ホラーなんだけど、幽霊がめちゃくちゃルール無視でオラオラ襲ってくるって感じでもないし、だからって弱い訳でもない。
最終的に結構大きなことになったりするけど、元々のところは、子供の頃に聞いたことがあるような小さな七不思議みたいな話で、本当にありそうでなさそうな感じが、読んでいてなかなか面白いと感じる。
「もしかしたらどこかでこういうことは起きてるのかもしれない」と思わせてくる。
呪いとかそういう部分。
とにかく早く、次の【ししりばの家】を読みたい。