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赤ずきん、旅の途中で死体に出会う を好き勝手に振り返る

最初にことわっておくが、この作品は、面白かった。一気に見てしまった。好きだ。
そのうえで、好き勝手に言おうと思う。

全くもって、橋本環奈の顔の良さだけで2時間弱耐えた映画。
決してディスっているわけではないが、主演が橋本環奈じゃなくて浜辺美波だったら、この作品は成立してない。
永野芽郁でもダメ。
上白石萌音でもダメ。
芦田愛菜でも広瀬すずでも、きっとダメだった。
この5名も今を時めく実力者であることは間違いないが、赤い頭巾を被っても尚、橋本環奈と互角に戦えるか。
答えは恐らく、ノーである。

あの、誰ですか?橋本環奈に赤ずきんちゃんさせようって思いついたの。
さっさと名乗り出なさい。金一封投げつけるから。

さて、その橋本環奈は、とにかく顔が良い。
新木優子が平凡な顔立ちに見えるくらい、抜群に顔が良い。

キャストは豪華、面白い。
なかなか贅沢な使い方をしている。
国王役には佐藤二朗、その息子である王子役に岩田剛典。
ちょっと残念な魔女役にキムラ緑子、その姪の魔女役に桐谷美玲。
シンデレラは新木優子、醜い浮浪者に山本美月。
言わずもがな、探偵・赤ずきん大先生は、橋本環奈である。

全体的にコメディタッチなので、何も考えずに見られるのは有難い。
犯人にも意外性はないし、殺人の動機や証拠隠し、王子のアリバイなど、そこもう少し詳しく!とツッコみたくなる箇所もあったが、そんなことはどうでもいいくらい、橋本環奈の顔が良くて、助かった。
はあ?と思うようなカットの後に、赤い頭巾を被った橋本環奈が映るだけで、全部許せる。

冒頭、キムラ演じる魔女と橋本演じる赤ずきんが繰り広げる、テンポ感に優れた掛け合いが特に良かった。
間の取り方が両者ともに巧妙。
森の中というシチュエーションも相まって、なかなかシュールな面白さがあった。
また、「死体を枯葉で隠す橋本環奈」は、この作品以外では見ることができないと思うので、必見。

主題歌はセカオワ「タイムマシン」、無駄に豪華である。
「シンデレラ目線の王子への気持ち」に近い歌詞か。

ストーリー自体はかなり陳腐なので、可能であれば1.5倍速くらいで再生することを推奨する。
さすれば、秒で見終わる。そして恐らく、見終えてからの一言目は「橋本環奈、顔が良い」。
めまいを起こしそうなくらい、顔が良い。

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