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苦情を言うのなら、ニセモノ品を売らないでほしいなぁ
ニセモノ品の販売を、ネットでしている人たちは、自分たちのアカウントが削除されると、ものすごく怒って苦情を言ってきます。
こういった対応も、毎日、やっています。
この間も、勝手に日本企業のコピー製品を、タイで売っているネット業者のアカウントが削除されたんですね。
もちろん、僕が申請したんです。
そうしたら、ものすごい怒った感じのメールがきました。
プラットフォーム側から、僕の方に苦情は言うように、連絡先をもらったようですね。
こういう苦情は、いっぱい来ます。
かれらの言い分は、ニセモノ品かどうかは知らないよ、とか、卸売り市場で仕入れたから、全く問題ないはずだ、というのが多いですね。
でも、知っていても、知らなくとも、知財侵害は、ダメなんですよね。
まあ、そういう苦情が、毎週来ます。
そんなの向こうが悪いんだから、ほっとけばいいんだよ、と思われるかもしれません。
しかし、考えられないようなことが起こるのが、東南アジアなんですよね。
最近は、彼ら自身が勝手に商標出願をして、登録しちゃったりするんです。
えー、これ作っているの日本だけれども?という大手メーカーの社名が、インドネシアやベトナムで、いっぱい横取りされています。
こういった国の特許庁は、海外の周知・著名商標のことを、よく知らないんですよね。
普通、どこの国の商標法も、よく知られた周知や著名なマークは、出所が混同するんで、登録できないはずなんです。
でも、こういったものが、海外ではバンバン取られています。
海外で展開するのが、少し遅かったために、他の悪意のある現地の人に、商標を取られてしまった日本企業は、いっぱいいるんですよね。
こういうことがあるので、ほっとけないんですよね。
ニセモノ品の販売を、ネットでしている人たちは、自分たちのアカウントが削除されると、ものすごく怒ります。
どうにかしろって、苦情を言ってきます。
こういった対応も、模倣品対策の仕事なんですね。
世界は一筋縄ではいかないな、と、いつも思わされますね。