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令和5年度第1回目のオープンキャンパスが開催されました

こんにちは。社会福祉学科教員の熊田博喜です。

今年度もオープンキャンパスのシーズンが到来しました。6月18日は天候にも恵まれ、朝早くからオープンキャンパスのイベントに参加する受験生や保護者の皆様の列ができていました。

社会福祉学科では、「学科説明会」「模擬授業」「学科企画」「個別相談」の4つのプログラムを実施しましたので、その内容について報告します。

「学科説明会」では、100名以上の受験生や保護者の方々にご参加いただき、学科長の渡辺裕一より、ソーシャルワーカーを「社会の生きづらさを変える仕事」として、個人・地域・社会という多層のレベルに働き掛けることによって生きづらさを変えることができること、そのことを学ぶための国内外でのフィールド研修、更には安心して学びに取り組むことができるサポート体制としての学修支援室等の設置について説明がなされました。

学科の学びの特徴について説明する渡辺裕一学科長

「模擬授業」は今回、教員の柳姃希が担当しました。柳の研究領域でもあり、いま日本でも重要な社会課題となっているLGBTから「社会福祉とは何か」について講義が行われました。「あなたの周りにLGBTの人はいますか?」という問いに対して受講生は「いない」と答える人が多かったですが、調査によると「日本の人口の11人に一人はLGBTであること」「とはいえ何故、そのことに気づく機会が少ないのか」について講義が展開していきました。「LGBTだから社会福祉の対象なのではなく、そこに生きづらさがあるから」という説明にハッと気づかされました。

模擬授業「社会福祉とは何か~対象者の多様性から考える~」を講義する柳姃希(教員)

「学科企画」では、「在校生によるトークライブ」として、3年生と戸邉美咲さんと2年生の小川雛楠さんから武蔵野大学社会福祉学科を選択した理由、日頃のキャンパスライフ、戸邉さんから地域でのボランティア活動、小川さんからはカンボジアでの海外フィールド研修や今年度から実施する韓国でのフィード研修のパイロットスタディへの参加について報告がなされました。学生の視点からの大学生活や学びの発表に受験生は自身の大学生活へのイメージを膨らますことができたようです。

「学科企画」でキャンパスライフついて語る戸邉美咲さん
「学科企画」でカンボジアと韓国でのソーシャルワーク研修ついて話す小川雛楠さん

そして「個別相談」は、野口友紀子と櫻井真一両教員が担当しました。「社会福祉士の資格取得」「資格と海外フィールド研修の両立」、そして「入試について」など熱心な質問が出されていました。

受験生の相談と質問に答える野口友紀子・櫻井真一(教員)

オープンキャンパスへの参加を通して、「社会福祉」や「ソーシャルワーク」という分野の奥深さやそれを仕事にすることの魅力の一端について感じ取って頂けたのではないかと考えます。「学科説明会」で学科長が説明していたように、いま社会では社会的孤立やひきこもり、低収入など様々な問題が起きています。これらの問題は個人(ミクロ)に問題があるだけでなく、地域社会のつながりの変容や社会構造の構造転換(メゾ・マクロ)なども視野に入れた働きかけがなければ解決しません。その意味で、ソーシャルワークは、まさに本学が標榜するHappiness Creatorを代表する専門職であるといえます。

6月18日はご参加頂きましてありがとうございました。また今回、参加頂けなかった受験生の皆様も8月19日には更にパワーアップした企画を検討していますので是非ご参加下さい。「誰もが幸せに生きこと」をクリエイトする仕事=ソーシャルワーカーを目指す受験生の皆様をお待ちしています。

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